都雲さんと吉野さんと男性声優と【吉野裕行】【男性声優】 (ページ29)

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28…都雲さんと吉野さんと代永さんページ29

移動込みで次の現場に着いたのは、午後19時過ぎだった。

まぁ、途中でコンビニにも寄ったしね。

……訂正しよう、コンビニに寄ってくれたのは私のマネージャーで私は車の中で爆睡してた。

うちのマネージャーは私の取り扱い方をよく知っている。

毎回ホントに感謝だわ。

「ふわぁ～」

欠伸をしながら台本とコンビニの袋が入った鞄を持ち現場に向かう私。

･

「都雲入りまぁ～す」

代永「あ、Aちゃん！もう女の子なんだから大きな欠伸しないの」

吉野「これいつもの事だから」

欠伸しながら現場に着くなり、代永さんに可愛い感じで注意されてしまった。

でもって吉野さんは相変わらずいつも通りの反応をした。

でも吉野さんわかるよ、貴方少しだけ頬を緩めたよ。

「さっき寝てたんですけどね、眠いの眠いの」

吉野「お前夜更かしとかしてんじゃんないよな？したら肌荒れてシワできんぞww」

「笑いながら言わないでくださいよww」

代永「おーい、2人の世界にならないで！僕も居るんだから！」

吉野「悪ぃ悪ぃww」

そんなこんなで、3人でワイワイ話した後にアニメのアフレコを約1時間過ぎまでした。

･

吉野「A、ちょっと」

「はい？」

収録終わり、吉野さんが私を呼んだ。

私は鞄を持ち吉野さんの所に行くと、“帰るか”と言われたから吉野さんと帰ることにした。

吉野「2人きりだから……名前呼びで大丈夫」

「あ、はい。そう言えば裕行さんと帰るの久しぶりかもです」

吉野「そうか？それより、誕生日おめでと」

吉野さんは誕生日のお祝いをした後、私に小さい箱を渡した。

なんだこれって思いつつ箱を開けてみた。

箱の中にはオシャレな腕時計が入ってた。

吉野「腕時計買った。俺とお揃い、付けてみて」

「はい」

早速私は腕時計を左腕に付けた。

「裕行さんって私の好みめっちゃ分かってますね」

吉野「当たり前だろww……前々から好きだったんだから」

「ふふっ、大事に使います！男性からのプレゼント初めてだな～」

吉野(男からのプレゼント、俺が初めてなのか。ちょっと嬉しい)

「‍？裕行さん‍？どうしたんですか？」

吉野「何でもねぇよ。とりあえず仕事の時とかも付けとけよ～」

「はい！」

吉野「んじゃ、飯行くぞ」

そう言い、先に歩いていく吉野さん。

吉野さん、今日はとても幸せな1日だよ。

ありがとう、裕行さん。