19…都雲さんと諏訪部さんと遊佐さん ページ20
「……」
吉野『月が綺麗ですね』
吉野『そりゃそうだろ。なんたって大事な奴だからな』
なんだろうか、この2つの言葉を思い出すだけで恥ずかしい感じと……キュンってするんだよな。
諏訪部「おーい、Aちゃん」
遊佐「途方に暮れてどうしたの？」
「うわぁ！び、びっくりした…驚かさないでくださいよ」
諏訪部「さっきから呼んでたけどねww」
遊佐「うんうん。5分位前からね」
マジか！
すみません、全然気付いてませんでした。
遊佐「それで、何を思い悩んでるのかな？」
諏訪部「俺たちに言ってみなよ。一応先輩だし」
にっこり微笑む2人になら言えるか、私は話をする事にした。
･
2人は真剣に私の話を聞いてくれた。
諏訪部「なるほど、よく分かったよ」
遊佐「Aちゃん、それはね……」
諏/遊「よっちん/吉野くんの事が好きって事だよ」
そうか、吉野さんが好き……ん？好き？
「好きぃぃぃぃぃぃぃぃ！？私がですか！？」
諏訪部「驚きすぎww」
遊佐「Aちゃん可愛いからね〜。僕も好きだよ」
私が吉野さんを好き……か。
でもよく考えろ！
「吉野さんは私を好きって感じはしてないですよ？ただのイジり相手と言いますか？」
諏訪部「よっちんも素直に言えないからね」
遊佐「両想いって事だね。どう、僕らに言ってスッキリした？」
「そう言えば、さっきよりスッキリした気が」
諏訪部「良かった。あ、肝心なこと言うの忘れてた。次の現場に間に合う？」
諏訪部さんが腕時計を私に見せてきた。
「あぁ！？遅れる！では失礼します！」
私は急いで荷物を持ち急いで次の現場に向かった。
･
遊佐「後は2人の問題だね〜。年齢的にもいい頃合いだけどね」
諏訪部「そうですね、2人とも奥手ですからね……2人に幸あれ」
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作者名：渚 | 作成日時：2018年11月13日 0時
