17…風邪ひき都雲さんと吉野さん ページ18
朝起きると、少し気だるかった。
「……ダルい〜」
休むと周りに迷惑かけるから仕事には行かねば。
(とりあえず熱でも計ってみるか)
温度計何処にしまったっけ？
必要じゃない時にはすぐ見つかるのに〜……あぁ、あったあった。
ﾋﾟﾋﾟｯ
「微熱で良かった。仕事行こ」
私は仕事に行く準備をして現場に向かった。
(行く前にコンビニでマスクとスポドリ買お)
･
現場に着いた私は風邪だとバレないよう、普通に収録をした。
まぁ休憩時間は決まって睡眠をとる。
ｺﾞﾎｺﾞﾎ
福山「さっきから咳が凄い」
杉田「咳を気にせずに寝てるつくさんが凄い」
中村「俺だったら諦めて起きるわ」
吉野「……はぁ、Aめ」←小声
･
夕方になった頃だろう……
(悪寒が)
……今日はもうオフだしちゃっちゃと帰ろ。
杉田「つくさんこれから暇？」
安元「ご飯行かない？」
「あぁ、すみません。今日は家に帰りますね。お疲れ様でした」
中村「お疲れ様……体調悪いのか？」
福山「咳してたしね」
吉野「あぁ、俺も帰るわ。お疲れ」
中村「お疲れ様です。吉野さんまで帰っちゃった」
安元「(優しい先輩だ)さて、俺らは飯行くぞ」
･
ﾋﾟﾋﾟｯ
「うわぁ、朝よりも高っ」
熱を計ったら朝より上がってた。
ご飯食べなあかんけど、食欲無いし寝よ。
そう思い寝ようとすると……
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
連打でインターホンが鳴った。
「誰だよ」
少しキレ気味で玄関のモニターを見た。
そこには吉野さんの姿が映ってた。
「はい？」
吉野［病人、今すぐ開けろ］
「あ、はい」
吉野さんにはお見通しのようだった。
私はオートロックを解除し、その2分後家のインターホンがまた連打で鳴った。
ドアを開けるとコンビニの袋を持った吉野さんがいた。
吉野「変な痩せ我慢すんな。お前朝からしんどかったんだろ？」
「朝は微熱だったから、仕事行けるだろって思いましてw」
吉野「アホ、とりあえず上がるぞ。後キッチン借りる」
「キッチン？なんでです？」
吉野「お粥作るんだ。お前は出来るまで寝てろ」
ダメだ、今の吉野さん凄いおかんっぽい。
吉野さんの言う事に従い、私は寝室で寝ることにした。
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作者名：渚 | 作成日時：2018年11月13日 0時
