不寝番〈麗様リク〉 ページ45
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星の降る夜、というのはこんな夜なんだろうって空を見上げて思う。
サッチから、今日はマルコが不寝番なのだと聞いたから差し入れでも持っていこうかとコーヒー片手に見張り台へと向かう。
暗い時には、自身が灯火となれるのだからこの能力は便利だ。
『マルコ〜』
マ「…なんだ、A。来たのかよい」
『なんだよ、あっさりしてんなぁ。せっかくコーヒー持ってきてあげたのに』
控えめに睨むと、悪かったよい、とコーヒーを手に取ったマルコ。
そんなこの人がどうしようもなくかっこよく見えてしまうから、私は彼に見蕩れる他ない。
マ「…俺の顔に何か？」
『んーん。かっこよくて見てただけー』
マ「…馬鹿かよい」
その言葉とは裏腹に、顔を真っ赤にさせたマルコが一瞬見えたが直ぐ彼の手で遮られた。
『素直じゃないね、1番隊長？』
マ「…るせぇよい、子供のくせに」
『こどもじゃない！！』
いつまでも子供扱いして…！私はマルコの彼女なのに…
マ「どこがだよい。」
『どこがって…そりゃ…その…』
マ「答えられねぇじゃねぇかよい」
『うぐ……なんなの、そんなにいじめて…！自分の彼女なんだと思って…、ぬあ？！』
マルコは腕を引いてきたかと思えば、すっぽりと私の身体を包んでしまった。
マ「お前のその顔が見たくてねい。少しやりすぎたよい」
『…ほんとにそう思ってるの？』
マ「…いい事教えてやるよい」
『いい事？』
彼は私を抱きしめたまま、耳元に声を寄せた。
マ「俺は、お前のコロコロ変わる表情が好きなんだよい」
こう真っ直ぐ言われると、案外照れるもんで。
『…ばーか』
マ「馬鹿はどっちだかねい？」
『…うるさいよ』
そんな言葉しか返せない私の顔は帯びた熱を離さない。
『…余裕のある大人は嫌い』
マ「俺は余裕のない子供は好きだけどねい」
『…ほんとにあんたって人は…』
マ「Aは俺の事嫌いかよい？」
ニヤニヤと笑ってそう問うマルコは、応えなんか分かっているはずなのに質問してくるから、本当に意地が悪い。
『好きに決まってんでしょ、馬鹿鳥』
マ「それはお前もだろい」
ふわっと触れられた髪に、彼から聞こえたのはリップ音。
彼の大人な色気たっぷりの行動一つ一つに酔いしれて。
私は今でもこどもなまま。
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麗様リクありがとうございました！
これはもうクルー公認バカップルですね！！羨ましい！！←
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麗 - もう最高です。好きです。まうゆさんもマルコもワンピースも全部！ (2019年4月25日 16時) (
レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
Karaichi88(プロフ) - いつもここで元気をもらってます！そしてリク失礼します！マルコと夢主をディープキスしないと出られない部屋作ってくれませんか？もしギリギリアウトでしたらオリジナルのお題で〜〜しないと出られない部屋作ってください！できレバ両方とも作って欲しいです（欲張り） (2019年4月9日 18時) (レス) id: 4caa5ba391 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - いつも楽しませてもらってます！てことで…リク失礼いたします！笑 夢主ちゃんが嫉妬する話を見たいです！「3」の時でもあったような感じのを…m(_ _)mお願いいたします！ 更新楽しみにしてます！頑張ってください (2019年3月21日 21時) (レス) id: 7527a1d2df (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - マルコと夢主の結婚式〜 (2019年3月20日 17時) (レス) id: 5a55d9e249 (このIDを非表示/違反報告)
まうゆ(プロフ) - ミサ×ナイトさん» ご理解いただき、ありがとうございます。できるだけ早くリクエストにお応え出来るよう努力します。 (2019年3月13日 10時) (レス) id: 054e221faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2019年2月11日 20時
