腹黒彼氏の恋人疑惑は本当です Ⅰ (ページ21)

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【過去話】ページ21

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『＿ごめんね？とも…』

「気にしないで、それはしょうがないよ」
『うん‥』
「お腹温めて横になっててね、何か…ココアとか飲む？俺淹れてくるよ」
『お願い出来る、？』
「勿論、淹れてくるよ」

そう言って去る彼の背中を見送って毛布を被り直す、今日は女性特有の生理二日目、私は腹痛の症状が凄く出るタイプで薬を飲んだとは言え効くまで動くことが出来ない、振動で痛くなるから、、こう言う時優しい彼氏が居てくれて良かったと思う、介抱してくれるしね

「はい、ココアだよ」

『ありがと‥暖まる』
「それは良かった、隣座って編集してるけど何かあったら遠慮なく言うんだよ？」
『うん、ありがとう』
「痛み分けられたら良いんだけどね、、」
『男性にはキツいよ？この痛み』

苦笑いしながらココアを机に置いてソファに横になる、そして彼の膝に頭を乗せれば温かい手に撫でられてほっこりとした、彼氏が生理に理解ある人で本当良かった、、こう考えると彼って欠点なくない？理想の男性像を行き写したかのようなんだけど

「寝ても良いよ、A」
『うん…』

─過去(夢)─

「＿あの!!お忘れものですよ!!」

『え？あ、ほんとだ、有り難う御座います』
「いえいえ、、はぁ、はぁ…」
『すみません‥走らせましたよね、？』
「いや、体力ない俺が悪いんで、、」
『何かお返しを…あ、そうだ、何かあったら此処に連絡してくれませんか？何でも相談乗ります!!それじゃあ、急いでるんで‥ほんと有り難う御座いました!!』

彼と出会ったのは約八年前、偶然カフェで私の忘れたスマホを届けてくれたのがきっかけだった、それから一週間後彼から電話が掛かってきて友人の誕生日プレゼントを一緒に選んで欲しいと言われた私は身バレしない程度でオシャレをし、待ち合わせ場所に行く、よくよく考えればこの時から既に彼を意識していた…と思う

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