【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ45)

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『＿はい、作れたわよ、ハンバーグ』

(幹部用)食堂のキッチンを一部借りて作ったハンバーグ、結構美味しく出来たのでは？と思いながら彼の元へワゴンで運ぶと目を輝かせたゾムは嬉しそうに微笑む。

zm「凄く旨そうな匂いしてたんは分かるけど、マジ旨そう、、ヨダレ出る」

『ふふ、おかわり用意してるから沢山食べてね、それじゃあ‥いただきます』
zm「いただきまーす!!_ん～!!♡待って!?スゲェ旨い!!プロやん!!!」
『兄妹のために少し勉強したのよ、それが生かせて良かったわ』

勢い良く食べる彼に微笑んで一口頬張る、口内に広がる風味と肉汁がとても美味しくて成功したのだと自覚させてくれる、、ゾムのおかわりをよそって自分も食べてを繰り返しているうちにおかわり分も完食した彼が口元にソースを付けながら微笑んだ。

zm「ほんま旨かったで」

『喜んで貰えて良かったわ、それと口元ちゃんと拭かないと駄目よ』
zm「んふふ、はぁーい♪」
『私は食器を戻してくるわね』

食器等をキッチンに戻して洗おうとすれば料理人達に置いといて良いと言われるのでお言葉に甘えてゾムの元へと向かう、そして彼の部屋に訪れた私は料理人が用意してくれた紅茶を淹れて飲んだ。

＿この当たり前かのような日常がずっと続けば良いなんて何度思ったことか

zm「A」

『ん？何かしら』
zm「左手出して？_ん、やっぱり似合う」
『ふふ、ありがとう、ゾムのもはめるわ』

彼に差し出した左手の薬指にはめられた指輪を一瞥して彼の手にもそれを施す、ゾムはそれをジッと見つめて私と両手を絡めた、そしてそのまま押してきてソファにゆっくり倒れる私と覆い被さる彼、、視線が交わり目を閉じれば唇に当たる柔らかな感触を受け入れる。

zm「A‥愛してんで」

『えぇ、私もよ』
zm「俺がAを守るからずっと傍に居て」
『…勿論』

それは約束出来ないわなんて本音を隠して彼に微笑み私はキスをした(嘘を隠した)、、

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