【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ5)

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rbr「＿今日も来ましたよ!!Aさん!!」

ユ「いらっしゃい!!ロボロ様!!」
『当然のように城へ入るわね‥別に良いけど、それで？今日は何の用？』
rbr「今日も特訓して貰おうかと!!」
『毎日のように来てはそう言うね‥飽きないの？正直私は飽きそうよ』

一度訓練所で戦闘をした日からずっと毎日のように来る彼に溜め息が出る、あの時の悪寒はきっとこのことを予知してたのね、、

rbr「強くなれるんで全然!!!」

『普通に業務妨害だと言うことに自覚して欲しい‥あぁ、貴方に渡さないといけない物があったんだったわ、確か此処に…はい、これ』
rbr「？なんやこれ‥え"、？」
ユ「お、お姉様っ、こ、これって、、」

『婚姻届だけど？「いつか認めた時にサインして下さい」って言ってたからね、保証人のところに書いておいたわ』

彼が強いのは理解出来たし意思が固いのもよく分かった、結局私が願うのはユイの幸せだからこの結婚に何ら問題は無い。

『明日、我々国へ出向く予定だから帰国準備をしておくのよ』

rbr「え!?そんなん聞いてへんで?!」
『今日決めたから、ロボロが連絡しといて』
rbr「投げやり‥Aさん!!有り難う御座います!!俺色々準備してくるんで今日の特訓は中止で!!」
『別に私は構わないわよ、ユイも色々準備をなさい、明日出発よ』
ユ「はい!!!」

部屋を元気よく出ていく二人の背中を見守る
そして視線を書類へ戻すとバルコニーの扉が開いて風がふわりと頬を撫でた。

？「ご結婚おめでとう御座います、と直接伝えた方が良かったでしょうかね」

『リムは顔を晒せないのだから気持ちだけで十分だと思うわよ』
リ「そうでしょうか‥それとご報告ですがA様、あの国が動き出したようです」

『そう‥狙いは見立て通りかしら』
リ「はい、どう対処致しましょうか」
『…少し考えさせて』

私はそう呟いてそっと息を吐く
……これまでは赤の他人だったから特に手を貸すことなんて考えてはいなかった、けれどこれからは家族、、

家族を守るのは私の務めだから、、

『"─────"しようと思うわ』

リ「…正気でしょうか」
『えぇ、至って正気よ？それに‥悔いの無い人生を私は送りたいの』
リ「…僕達はA様に忠誠を誓う者、あなた様がそう願うのならお手伝い致します」

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