【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ40)

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貴女side

zm「＿お手をどうぞ、お嬢様」

『えぇ、ありがとう』

舞踏会の会場に着いた車から降りてレッドカーペットの上を歩く、そんな私をエスコートしてくれているゾムは普段とは違い髪をオールバックにセットしていてタキシードを着ていた。

私の視線に気が付いたのか彼は一瞬此方を見てふわりと微笑む、それに微笑み返したら会場に声が響き渡った、司会者がマイクで話していて、まぁ、、要約すると音楽が掛かってる間はダンス踊ってね、止まったら最後に踊る相手決めてそれがパートナーだったら真実の愛だね的な内容、因みに仮面に施されている【認識阻害(サーチ・キャンセル)】の影響でお互い誰が誰か分からないそう、、

でも私はそれを無効化しちゃってるので誰が誰なんて余裕で分かる、なんて考えながらダンスを踊った、ダンス相手はその都度変えないと駄目らしく二曲目で右隣に居た人が私の元に来る、、誰が誰を分かる私からすれば相手が分かる訳でその人が来た瞬間固まった

？「‥どうかしたっすか」

『いえ、宜しくお願い致します』
？「おう‥あ、いえ、はい」
『ふふ、無理しないで？コネシマ様』
kn「ッ!?え、は、なんで分かって、、」
『私はAよ、訳あって仮面の効果が無いの、だから貴方の顔も分かる』

元々顔が良いから彼が着飾ると本当イケメン過ぎるわね、、苦笑いしつつ彼と踊って別れ際、頬にキスをされて驚くと彼は微笑んで何かを言った、口の動き的に‥あ・い‥し・て・る、、愛してる!?!?

ボッと顔が赤くなっていくのが分かる、彼のせいでその後余り集中出来なくなって、ダンスをボーッと踊っていると音楽が鳴りやむ、そしたら男性がみんな動き出して自分のパートナーと思う人の元に向かった、私の周りにも数名集まってくる、だけど私は彼らを無視してゾムを探す、多すぎる人混みに顔を歪めつつ一心不乱に彼を探していると手首を掴まれて無理矢理踊る体勢となった。

　
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