【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ36)

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ht「＿あ、おはよう、睡蓮」

『おはよ、ひとらん』
ht「隣で食べても良いかな？」
『構わないよ』

乗馬(34.参照)以来彼とは交流が深くなり、現在では互いにタメ口で話せるほどにはなった。朝食を取りつつ彼と世間話をする、そしてご馳走さま、と席を立った瞬間肩に手を置かれ、その手を辿って視線を後ろへやると糸目の彼ことマンちゃんが居た。

os「この後暇？」

『暇‥ですけど、何か？』
os「強制休暇以来らんらんと仲良さそうやん？やから俺も仲良くなりたいと思ってお茶会の誘いをしに来ためぅ～」
『お茶会ですか？』
os「そうめぅ～、あ、因みにグルッペンとトントンも参加するで、トントンが特別に認めてくれたからめぅ♪それじゃあ準備出来たらインカムで呼ぶめぅ、それまでは自由にしといて～♪」

了承していないのだけど彼はルンルンで食堂を去ってしまった、いや、別に嫌じゃないんだけどね？驚いたと言うか、今更自覚したと言うか、、その、

『此処の幹部ってフレンドリーだよね‥』

ht「今更？」
『薄々分かってたけどさ、そのより感じたと言うか‥なんだろう、それでほんとに良いのかなと言いたくなる』
ht「俺も初めは思ったけどそれで良いんだよ、此処の奴ら堅苦しくするの苦手だし、勿論俺も、でも誰彼構わず親しく行く訳じゃないよ」

ニコッと微笑みそう言った彼の言葉には何処か含みを感じるけど、それは別に重要ではないので掘り下げずお皿を返却して部屋へと一度戻る。書類整理や武器の手入れを行い本格的にすることが無くなっているとインカムから連絡が入り指定された談話室へと向かう。

総統・書記長・外交官、国のトップ３が揃う空間に開けた扉を閉めたくなるけど、それをグッと堪えて空いている席に座る。

gr「ふむ、こうして話すのは久し振りだな」

『そうですね』
os「俺に関してはほぼ無かっためぅ」
tn「俺は個人的に関わるのがちょいちょい？大半仕事やけど」
os「まだええやん、みんな仲良くなっていくから正直マンちゃん悲しかっためぅ」

gr「それほどまでに睡蓮が接しやすいんだろう」

…何を聞かされているのかしら？なに？褒めちぎり大会にでも出場してるの？そんなことを思うくらい十分ほど褒められ続ける、そしてグルッペン様が咳払いをしたかと思うと嫌がらせの件を突然出してきた。

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