【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ32)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:128,185 hit

31. ページ32

・

「＿アイツ幹部に色仕掛けしたんだってよ」
「マジ？だから幹部補佐なんだなw」
「女の武器全力で使って必死かよーw」

いや男(と言う設定)なんですけど、、最近多くなった陰口に苦笑いしながら通り過ぎる、正直此処での評価がどうなろうと構わない、でも、わざわざ部屋まで来て物を物色し破壊するのだけは止めて欲しいところね‥二週間でペン30本買い換えるのは面倒過ぎるわ

あと訓練の最中たまに水掛けてくるのは怠い、幹部達に偶然出会った時言い訳がしにくい

？「あの‥前、失礼します」

『ん？あ、退きましょうか』
？「いえいえ、構いませんよ」
『そうですか‥』
ヒ「貴方は大変ですね、あ、申し遅れました、第一遠距離部隊所属ヒナタと申します」
『どうもご丁寧に、幹部補佐をしております睡蓮・D・スノーホワイトです』
ヒ「コネシマ様の弟様ですよね」
『はい、そうですよ、自分のことは好きに呼んで貰って構いません』

ヒ「私もどうぞヒナタと呼んで下さい」

第一遠距離部隊‥大先生の部隊の子ね、この前幹部全員から敬語外せと言われた際自慢していたのを覚えているわ、、この日から食事の時は彼と話すようになった、嫌がらせが無くなることは無かったけど特に気にもせず食事をしていると遂に話し掛けられる。

＿熱々のスープを顔面に掛けられて

ヒ「睡蓮!?貴方達何をっ!!!彼は幹部補佐ですよ!?自分達が何を仕出かしたか自覚しているんですか!!!?」

「コイツが幹部補佐とか思ってねぇしw」
「ほんとそれな？ww」
「なぁ、いい加減ウザいから出てけよ」
「分かるわ、目障りなんだよ」

暴言が飛んできて次は暴力
頬を殴られても何も言い返さずただ黙っていると胸倉を捕まれて視線が交わる。

「聞いてんのかテメェッ!!!」

『…正直、貴方達が自分をどう思おうが興味が無い、どうせ赤の他人だから』
「あ"!?何語ってんだよッ!!!」
『だけど自覚した方が良い、誰に手を上げたのか、そいつの立場は何なのか‥幹部補佐は幹部の次に偉い役職、兵士達には幹部と同等と思えと忠告されていますよね？』
「何が言いたいんだよ」
『低能の貴方に分かりやすく言えば、、お前は幹部に手を出したのと一緒ってことなんだよ』

ｶﾞﾝｯ_

次の瞬間鈍い音が静かな食堂で響いた、殴られた兵士は飛んでいき近くの椅子を巻き込んで倒れる、、殴った本人はただ無表情で相手を見据えていた。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇