【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ28)

今日:17 hit、昨日:10 hit、合計:128,208 hit

27. ページ28

・

？「連絡通りですね」

shp「はい、彼が申請する人です」
em「畏まりました、自己紹介が遅れて申し訳ありません、此処の館長をしているエーミールです、どうぞ宜しく」
『睡蓮・D・スノーホワイトです』
em「事情はお聞きしています、それでは申請のため別室へと移動しますね」

そう言う彼に連れられたのは水晶が中央に設置されている場所、触れるように言われて触れると水晶が輝いて一冊の本が出てきた。

em「はい、これで申請完了です、ランクⅣなので威名が付いていますね‥"深淵の月鬼"らしいです、威名持ちは脅威認定されるので国家に通達されますが、グルッペンさんの勢力下と分かれば滅多に手は出してこないでしょう」

shp「グルッペンさんも威名持ちですもんね、あの人に手を出して敵う相手なんてこの世で一人だけだし」
em「はい」
『それって、、』
em「あぁ、"空間の守護者"ことA・M・ナーベラル様ですよ、あの人は異能力を二つ持ちそれぞれⅣとⅤのランク、あと未知の異能力なんです、これ以上は個人情報なので言えませんが‥」

未知の異能力、きっと【天神】のことね
あれは確か本にされた時「？？」と出たことで驚かれたんじゃないかしら、、私にしか分からない異能力、バレると面倒だから助かったのをよく覚えているわ。

『＿え？幹部補佐ですか？』

異能力の申請をして城に帰ってくるとグルッペン様からそう伝えられる、入軍したてなのに良いのかしら？私は構わないけど

gr「嗚呼、睡蓮には特例で幹部補佐をして貰うことで決定した」

『反感買ったりしません？』
gr「買うだろうな、でも決定事項だから変えられないゾ、それに幹部からの推薦もあるから違反はしていない」
『推薦？』
gr「幹部過半数以上からの推薦があれば兵士から幹部補佐へと引き抜くことが可能なのは規定に書いてある、因みにその過半数だが全員賛成だゾ」

私の監視などの意味も含まれているのだろうけど‥逆らう必要は無いのでそっと頷いた。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇