【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ21)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:128,188 hit

20. ページ21

・

zm「ほな自己紹介‥暗殺部隊隊長ゾムや」

tn「書記長トントン、試験の概要は移動しながら話すからちゃんと聞いとけ」
『はい』
ut「睡蓮くん頑張れ～」
『分かっていますよ』

手を振る彼に手を振り返してトントン様の説明を聞く、取り敢えず筆記試験を50分間、次に実技試験は120分(二時間)

実技試験は得意武器・戦闘力・異能力者の場合強さ等を測るらしい、筆記試験は自国でも私が作っていたし余裕で解けた。次の実技試験で訓練所に設置されている水晶に触れる。

tn「ランクⅣ‥流石威名持ちやな」

『それはどうも‥？』
zm「ええなぁ～、俺も最強の異能力持ちたい!!俺のランクⅠやし、、」
tn「お前の異能力は所持者によっては最強になるやん」
zm「でも!!グルッペンみたいな威名欲しいやん!!"不屈の支配者"ってカッコいい!!!」
tn「一応威名あるやろ？ゾムも」
zm「それはグルッペンが決めただけやん‥Aも威名持ちやろ？てか世界で未だ三人しか居らんって言われてる三人コンプリートしたな!!!」

tn「まぁ、せやな、さて私語はこれくらいにして睡蓮は異能力使ってくれるか？」

彼の言葉に頷いて私は異能力を発動させる
視界が暗くなって身体がやる気に満ちるこの感覚は制御しないと暴走していまいそう。

tn「その異能力の能力はあるか？」

『ありますよ』
tn「【変化】は基本そうよな、それ見せて貰える？攻撃ならあの的にやってな」
『えっと‥じゃあ簡単に、、凍てつけ』

的を目で捉えながらそう言うと一気に気温が下がり、人形の的が凍っていく。固まる二人に声を掛けると肩をビクッと揺らして私をガン見する。

tn「…今のは？」

『え？言葉通りに凍っただけですけど‥』
tn「つまり言ったことが現実になる能力か」
『正確に言うと目で対象を捉えつつ、現実的な内容で無ければなりません』

だから空中を見つめて壊れろと言っても反応は無い、生命を作り出すのも不可能、、

ただ現実的、つまり言った行動を実現させる要因があれば何でも出来る。

『＿的が凍ったのも空気中の水分を集めて一気に冷やしたからであって、内側からは凍ってません、殴ればすぐ剥がれ落ちますよ』

因みに人間相手にやると洗脳状態になったりする、意識があっても身体の主導権は此方が握る訳だから結構怖い能力なのよね

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇