【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ17)

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ut「＿お嬢さん、貴女のバッグはこれでお間違いありませんね？」

「はい!!ありがとうございます!!!」
ut「いえいえ、当然のことをしたまでです」
「あの!!お名前はっ？」
ut「鬱と申します、麗しきお嬢さん」
「いやあの‥貴方ではなくそこの彼のお名前を知りたいんですけど、、」
『…あ、自分ですか？睡蓮と申します』

「凄い身体能力ですね!!格好良かったです!!その、出来ればなんですけど、、お茶とかしませんか、？」

『お茶ですか？んー‥それより、、』
「‥え、？」
『ストッキング、少し破れてますよ？余り見られたくないでしょうし、自分の上着巻いといて下さい』

彼女の腰に私の上着を巻き付けて微笑む
すると彼女はボッと顔を赤くして抱き着いてきた、、恥ずかしかったのかしら？他人に気付かれるのなんて嫌だものね‥

『あの、その、、』

ut「……裏切り者」
『は？え、なんですか』
ut「自分だけモテやがって!!僕を置いていったんも自分だけ活躍したかったからか!?」
『いや走るの遅くて邪魔だったからですけど‥何ですか、その逆恨み、別にモテてないでしょ』

わざとらしく怒る彼に溜め息を吐いて彼女を横抱きに抱える、そして近くの服屋に入りストッキングの破れが目立たないワンピースを試着させそのまま買った。

『自分はホテルを探さないといけないんで失礼します、服はお茶が出来ない分の謝礼と言うことで』

服屋を出てスマホ片手にホテルを探す
そして空いていたホテルにチェックインした時に私は気付いた、彼の気配が辺りに無いことを、、

『…しまった、一人にさせてしまった』

折角私が居ることで牽制していたのに意味の分からない虚言を放つ彼に呆れて傍を離れてしまった、これも相手の策略？‥取り敢えず探さなきゃ、彼は我々国の幹部、もし何かあればタダでは済まないわ

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