【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅰ (ページ12)

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「＿いやはや、女帝陛下と我々国が親戚関係になるとは」

「仲を紡いでくれたお二人に感謝ですな」
「いつ見てもお美しい姉妹ですわ」
「人妻になってしまうとは、、」

結婚式が無事終わり披露宴パーティー(夜会)が執り行われる、各国の重臣達が揃いも揃って媚びへつらう夜会は嫌いだけど今日は何処か楽しいわ

『ユイ、余りお酒飲み過ぎるのは駄目よ』

ユ「自重はしていますよ～」
『何処が、？‥はぁ、ユイを自室に連れていってくれるかしら？ロボロ』
rbr「あ、はい」
『沢山動いて疲れたでしょ？休憩しておきなさい、明日には帰国する予定なのだから』

二人を送り出して私はバルコニーへと出る
そして指笛を吹けば柵に鷹が止まり、足に付けられている手紙を取って読む。

『そう‥ありがとう、シンにお礼伝えておいてね』

鷹を撫でて手紙を燃やし処分する
そしたら何だか疲れがどっと出てきて私はベンチに座った、目を閉じて胸に手を当て鼓動を確認する、、大丈夫、うん、生きてる、

『…まだ死ねないもんね』

ユ「＿お姉様!!おはようございます!!」

『朝から元気ね、、二日酔いは大丈夫？』
ユ「私は大丈夫です!!我々国の皆様は数名ダウンしておりますけど、、」
？「二次会でバリ飲んだから、、」
ユ「シャオロン様はお酒弱いのだから余り飲まなくても良かったのでは？」
sha「酒が旨かったしぃ？てかユイはよく二日酔いなってへんな」

『この子、すぐ酔うのに二日酔いにはならないんです、異能力のせいかしら』

体調が悪そうなシャオロン様の背中を撫でながら呟く、ビクッと肩を揺らす彼に疑問を思いつつ私はユイの方へ視線をやった。

『ユイの異能力で二日酔い治して上げて』

ユ「良いのですか？」
『えぇ、これからは私の許可なんて必要ないのよ、それに‥辛そうだから』
ユ「分かりました!!【回復(ヒール)】」
sha「‥あれ？めっちゃ楽!!」

『ユイの異能力は癒し系統ですから』

軍事国家には欲しくて堪らない存在
彼ら以外なら絶対ユイを預けたくは無かったけど、、まぁ、信頼出来るから良いわよね

そんなことを思いながら彼らを港まで送る
静かになった王城に少し悲しく思いつつ私は頬を叩いて国務に取りかかった。

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