【d!】苛めてくる奴の彼氏奪ったら愛されました Ⅱ (ページ24)

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『_終わり、だな』

セ「くっ‥はぁ…はぁ…」
『‥さっさとくだばらせてやるよ』

私は誠二に日本刀を振り下ろす
だが‥弟の首元でそれは止まって私はカランッと刀を落とした。

『弟を殺すなんて出来ないっ‥』

膝から崩れ落ちて溢れる涙を拭う
目元を片手で隠して天を仰ぐ、大切な弟を殺すくらいならいっそ‥

『お前の手で私を殺してくれっ‥』

セ「‥ほんとお姉ちゃんは詰めが甘いよ」
『そうなのかも、な‥』
セ「僕は詰めが甘いなんてことはない、殺すと決めれば殺す」

『見ず知らずの人間に殺されるより‥弟に殺された方が私はいいよ』

私は誠二を見て微笑む
瞼を閉じて抵抗せずにいると銃声が聞こえて‥目を開けると血を吐く弟が見えた。

『誠二っ!!』
セ「くっ‥このクソ野郎がっ!!」

主犯の男に向けて日本刀を投げた誠二
そいつの腹にそれは刺さって‥弟は目の前で倒れた。

『なんでっ‥誠二は仲間だろっ!?』

セ「あはは‥僕は一匹狼だよ」
『もしかしてっ‥私を庇ったのか!?』
セ「はぁ、五月蝿いなぁ‥僕は、お姉ちゃんを…この手で殺すって、決めたんだよ、、？他の奴に、譲るくらいならっ‥お姉ちゃんを庇うよっ、、」

『話すなっ!これ以上はもうっ‥お前が死んでしまうっ…!!』

セ「死ぬ、かぁ‥当然の報い、かもね…」
『そんな悟ったような顔をするなっ‥』
セ「お姉ちゃん‥僕は、お姉ちゃんだけは、、尊敬してた、よ、、？僕は元々、、血が繋がってない‥けれどっ…お姉ちゃんは、大好きだったよっ‥」

『っ‥私も大好きだ』

例え、血の繋がっていない弟だとしても‥
力尽きて身体から生気が抜ける弟を抱き締めて泣き喚く。大切な家族を全員失ってしまった。

その事実が苦しいけれど…
私は死なずに生を全うするよ、だから‥待っていてくれ、、

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