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善とは如何なるや ページ38

水居side

水居「・・・・・・胃に、穴ァあきそぉ。

ってかもう空いてる気がするゥ」


裏切りものの掌握、
掃除が終わってすぐ飛び込んできた報せに、

執務用のデスクに遺言かいて死ぬところだった。

祝四徹目、
目が書類と睨めっこキメてた結果しょぼしょぼで

今すぐ仕事を再分配してやりたかったのだが────。


水居「立原の件は片した、

マフィアのいなくなった分の人員の再配置
────は、いいや。

どうせまたいなくなるでしょうし」


「無茶苦茶だね、流石に」

水居「約束より早かったっすねえ。

“珍しい”。いつもはジャストタイムで現れるのに」



水菜「紅葉切に

『それぞれの国の騎士に掌握頼んだので
お前は早く対策してきなさい』って言われたからね。

僕の仕事が一気に減った。」


水居「さすが紅葉切、

マフィア(ウチ)に欲しい性能してやがりますね。」


水菜「政府(駄犬)の世話で忙しいと思うよ。」


水居「こりゃぁてきびしい。

・・・・・・おまえ、手を抜きやがりましたね?」


水菜「どうしてそう思うの?」

水居「お前が最強だから。


その気になれば、
お前1人で全部終わったはずですから」


水菜「・・・・・・はぁ、理解力高すぎて僕も困るよ

・・・・・・確かに手は抜いてる、
この件の解決は僕が表立ってやることじゃない。

僕に注目が集まりすぎるからね。

それに、死人が出過ぎる上に
ページを奪取できずに終わる。」

水居「それは、千里眼で?」


水菜「うん、僕と紅葉切、2人とも同じ結論だ。

可能性を引き寄せることも考えたけど・・・・・・」


水居「“可能性”の神髄はあちらの世界にいる

“桜木稲波”に贈与されてこちらにはない」


水菜「そういうこと。

・・・・・・16カ国の軍隊が敵の手に落ちた」

水居「テメェのやりたいことはわかってますよ。

騎士団全員、
テメェが模倣した強化版の『吸血種』の異能で
“あらかじめ感染させておく”。

そうすれば、デバフを除去された『吸血種』として
圧倒的な身体能力を受けられる。

さながら、『忠実な駒』」


水菜「駒とは揶揄するけどね、

僕基本的に駒とは思ってないよ。


あの自由奔放にしてくれるのがいいのさ。

・・・・・・僕は今、あの三大厄災の解除阻止のために
いろんなところに根回ししてるんだけどね」


水居「話を逸らすな。

・・・・・・はぁ、さっさとやるならやってください?
自分、今余計な頭使いたくない」

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作者名:クラウン | 作成日時:2023年7月22日 4時

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