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花side

花「あの、秋声さん。

これ、一体どういう・・・・・・」


秋声『なにって、

君の手足が動かないから運んでるんだけど?』

花「はい、それは理解しました・・・・・・ですが」


秋声「君が動けないから僕が抱き上げて移動してる。

横抱きで、それ以上に何か必要?」


花「必要もなにも!

・・・・・・危なすぎます!
いつ戦闘になるかわからないんですよ!

琉庭くんも!」



秋声『まず、花。
君の手で転生した文士達は君の眷属だ。

そして、異能生命体の彼らも。


琉庭くんだって、
君の役に立ちたいのさ』


琉庭「流石に私は戦闘になったら

真っ先に後ろに下がりますよ。
足を引っ張ることは理解してます。」


秋声さんに抱き上げられて移動している間、
弟子である琉庭くんがきていることも驚いたが、

秋声さんが「僕らもついていくから」と言い放ったのは
流石に驚いた

手足が満足に動かないから抵抗すらできないが
どうやら秋声さんは紅葉切に何かを言われたらしく

その決意は固いらしい。


国木田「敦、

お前はこのまま乱歩さんのところに合流しろ。」

敦「わかりました!」


花「私たちは今からどこに?」


国木田「お前の治療だ」







ー『アンの部屋』ー

モンゴメリちゃんの異能空間に入ってすぐ、
モンゴメリちゃんが抱きついてきて力いっぱい抱きしめられる。

モンゴメリ「アンタ手足が・・・・・・」


花「大丈夫です、モンゴメリちゃん。

壊死してなんだか派手に見えますが、
与謝野さんの異能で可能な限り戻るかと」


秋声『嘘つくんじゃないよ。

元通りに動かせる保証は100じゃないだろう。
紅葉切だって言ってた、心因性の障害だってある。』


花「そう、ですね」


国木田「花、治療が終わり次第

すぐにかけずりまわってもらうことになるが────」


花「ええ、覚悟してます。

秋声さん、例の暗号、お気づきになりました?」


秋声『君の指示通り、

国定図書館には全て手を回してある。
館長に一言伝えるだけで日本各地の“国定図書館”は

君の指示通り、情報収集のために行動を開始、
シェルターとして運用できる。

あとは・・・・・・』


琉庭「紅葉切殿の指示の元、

師匠の名代として

鎮守府、本丸に協力を要請。
有事の際に避難できるように手配しています。

大部分、水菜さん達に掌握してもらいましたが・・・・・・」


花「琉庭くん、本気で

特務司書の司書長補佐しませんか?」


琉庭「前向きに検討します」

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作者名:クラウン | 作成日時:2023年7月22日 4時

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