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優鶴side


水居「警察がここに到達するまで10分ちょい。

出来るだけ早く、
さっきアンタを撃った犯人捕まえて

下山しなきゃいけねぇんですよ」

と、
水居サンがカバンから、チョーカーを取り出した。


水居「夏希クン特製の、抑制用の『呪術チョーカー』。

優鶴クン、首輪壊しやがりましたよね?

壊せるもんつけてても意味ねぇって事で、
こっちにしましょう。


本気出す時は普通に外しやがってください?」


優鶴「ああ」


ぱちんっ、と
呪術を織り込んだ布製のチョーカーが作動し、

『覚醒』前の身体能力まで抑え込まれる。


優鶴「はな、・・・・・・携帯、貸してくれ・・・・・・。

多分水没した、
先生に、連絡をする・・・・・・やく、そく・・・・・・」

花「・・・・・・私が連絡しておきます。

大人しく寝ていてください。


『パラコート』、
これだけ言ったら貴方は理解してくれるでしょう?」


水居「ここの下流は

そのまま浄水施設に直結してるのが幸いでしたねぇ?
・・・・・・嵌められた、っつたら

どうしやがります?」


優鶴「・・・・・・どうも」


水居「そっ。

海外の半グレどもが
チャームがここに集まってるって話聞いて

ここにきた、
ただ火災になって逃げて消火を確認。

燃えっかすのチャーム探そうとしたら
アンタ見つけて発砲。」

優鶴「・・・・・・大人しくねる。

処置は、頼んだ・・・・・・」








『パラコート』

除草剤。だが人間には極めて有毒な薬品だ。

腎不全、消化管穿孔、肺線維症など
重篤な状態に陥る。

これを利用した連続無差別殺人も前起きたそう。


ただ幸いなことに、
俺たち【鬼】の体では少量しか吸収されないために、

体内洗浄と、2200年代に開発された中和剤を摂取。

・・・・・・それでも数日地獄は見たが。

なんとか自宅療養まで漕ぎ着けた。


まあそれでも。

水菜からはもちろん、
母さん父さんの泣きながらの説教。

妹達のビンタ・・・・・・。


一番やばいと思ったのは、

英智が笑顔で、
パラコートのせいで内臓に穴が空いた【腹部】
拳で押さえられ、

ゆっくり拳をねじられた。


・・・・・・無論吐いた。ということをここに報告しておく。


それに運送先の病院が寂先生の職場だったのは、
きっと花なりの『嫌がらせ』なのだろう。

と愚考した。


水居達曰く、
例の俺を撃った半グレ達は

「まぁ察してくださいな?」とのことなので
ロクな死に方はしてないだろう。

・→←悪運



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作者名:クラウン | 作成日時:2022年3月17日 8時

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