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優鶴side


英智「本当に話が早いね」


優鶴「・・・・・・はあ・・・・・・。

これを形にするのに、無茶苦茶労力を要したけどな。」

目隠しのための布を取り払い、
ガラスケースの中の準備中のそれをみんなに見せる。


優鶴「賢者の石、その劣化版だな。

・・・・・・花の作ったそれとは比べ物にならない規模の、
笑っちゃうくらいの性能しかないが、

『プリズムのきらめき』でできた

マスコットや、
ボーカルドール、
使者達を消さない程度にする力はある。」


この賢者の石は、
花の技術を借りずに作ったものだ。

花は錬金術の技巧をひとりで20年進めた天才だ。


そう言われるだけあって、
俺1人では、
花の作ったもののレベルまでは到達できなかった。


叡智の書の知識で花の『賢者の石』は作られたのに、
技量の差が浮き彫りになったわけだが。


優鶴「アズ、『ルベライト』の案内。

お前に任せるぞ」


その賢者の石に
ありったけの『プリズムのきらめき』を込めて

できたプリチケを『アズライト』に渡した。


優鶴「頼んだぜ、俺の可愛い『眷属』?」


アズライトがキラキラした表情で部屋を出て、
再度沈黙。

ファルルが口を開く。


ファルル「ユヅくん・・・・・・。」


優鶴「ルベライトは『還元』の力を持ってる。

アズライトは『生産』のちから・・・・・・。


俺がいなくなったら『調整』できないってのは
これでどうにかなる。」


英智「優鶴、まだ消えたがってるの」


優鶴「もしもに備えてるっていってくれるか?

プリパラ内の業務、十分の6、俺が担当してるんだが?
それを分業して


おれがもしこっちに来れなくなるような
不測の事態に備えてんだよ。


下手に消えたら困るのお前らだろ。
・・・・・・繋ぎ止めてるのも、お前らだ。


桜木の白髪は、身近な奴の願いを『叶える』。

それに準拠してやる。


それに、ボーカルドールに当たったら
事故的に還元するのをどうにかしたかった、以上だ」



スバル「頭打った?」

北斗「失礼にも程があるぞ明星」


優鶴「前々から考えてたことだ、

用事が終わったら早く帰れよ。


今日はアップデートで早く締まるから。」


英智「明日は学校には?」

優鶴「・・・・・・午後から行くよ。

ったく、
行ける日だけいくって連絡入れてるんだぞ一応」


英智「それに理由つけてこないようにするんだろう?

君への下剋上3枚くらい来てるよ?」



優鶴「・・・・・・零、渉、奏汰」

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作者名:クラウン | 作成日時:2022年3月17日 8時

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