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優鶴side
アズライトのライブが終わるころ、
舞台袖に移動して終わったのを見計らって
拍手しながら壇上にでる。
孝之さんも隣にいるがコーデチケットを入れるバックと
そこに入れずにコーデチケットを持っているからか
拍手ができないでいた。
孝之「ブラボー。アズライトちゃん。
素敵なステージだったわ。」
アズライト「ありがとう、ございます」
孝之「じゃあ、約束通り。
あなたはこれから
『blossom crown』のイメージモデルよ。
これ、コーデバックと新しいコーデチケット。
バックの中に他にも四セットコーデが入ってるから
好きにお使いなさい。
ランクが上がったら
また新しいコーデをプレゼントさせて」
アズライト「わかりました。
･･････あの、ユヅル。」
と、アズライトがおずおずと俺に向けて拳を向けて、
何か期待しているようにもじもじしている。
それに応えてやるように
構えられた拳に俺の拳を軽く打ち付ける。
優鶴「よくやった。」
親指と人差し指で輪を作り
輪を通すように息を通すと、
サイリウムコーデが少し豪華になる。
優鶴「俺からのプレゼントだ。」
孝之「じゃあ、アタシ達は降りるわね。
アンコールに応えてあげるのも、アイドルの勤めよ。
“ジュエリー”？」
。
。
。
めが兄「･･････一緒に踊っても
だれも咎めないと思いますが」
優鶴「まだ後だよ。俺が引き上げるんじゃない。
あいつが自分で上がってこなきゃ」
ホールでめが兄と話していると
ライブが終わったのか
友人と感想を話しながら出てくる人混み。
優鶴「今日のアップデートで実装するシステム、
あれ、めが兄たちも対象だから、
その間は俺が警備を請け負う。
で、アズライトと、
稼働させたばかりのルベライトも
案内を兼ねて警備させるつもりで、あとは
アップデート完了しだいでまた再配備。
完了予測時間は明日の朝7時。
前後3時間で終わるだろうが･･････」
めが兄「あの四人のアップデートは？」
優鶴「一応もう終わってるよ。
昨日の閉園後に適用させてもらった。」
めが兄「仕事が早くて助かります」
「優鶴。 すこしいいかな」
優鶴「英智･･････、どうかした？」
英智「『アズライト』のこと、
どうして話してくれなかったんだい？」
優鶴「プリズムワールド内のことだからな、
あんまり英智達に関与させたくなかった。
それだけだよ、
いつからそこにいた？」
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作者名：クラウン | 作成日時：2022年3月17日 8時
