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優鶴side
優鶴「ファルル、紹介しよう。
アズライト、俺の音素を元にボディを構築した
『ハイボーカルドール』。
ファルル達も
後で俺が不意に当たっても大丈夫なように
システムを適用させるからな。」
ファルル「はーい。
ファルルです、よろしくねアズくん」
アズライト「アズライト、です。
よろしくお願いします、ファルル」
優鶴「･･････ファルル、
お前もついてくるか？」
ファルル「今からどこに行くの？」
アズライト「『blossom crown』の店です」
ファルル「うん、ついて行くね！」
『blossom crown』の店舗はプリパラの中でも
少し豪華な店舗だ。
一つ一つ丁寧で緻密なデザインは女子にも、
プレミアム専攻の男にも人気で
プリパラのシステムが男女別でなくなってからは
店内で男子も頻繁に見かけるようになった。
優鶴「桜井さん、いますか？」
いつもならこの時間はここにいるはずだが
今日はいないのだろうか。
「あら、ごめんなさい。
少し出てたの
キング、アタシに用事かしら」
優鶴「出てたんですか、
･･････俺をベースにした
ボーカルドールの子を紹介しようと思って。
『アズライト』。
桜井さんのブランドの衣装がいいって言ってて」
孝之「あらそう。
･･････『アズライト』ちゃん。
アタシが『blossom crown』のトップデザイナー
桜井孝之よ。
キングをベースした子とはいえ、アタシは優遇しない。
アタシのブランド、『blossom crown』の名に恥じない
素敵なライブをしてちょうだい。
アタシを満足させられたらあなたは晴れて
『blossom crown』のイメージアイドル。
その方式でどうかしら？」
アズライト「異論なし、です」
優鶴「『デビューライブ』を兼ねてってことですか」
孝之「キングのことだからきっと、
己の技能の全てを詰め込んだ、
アタシの推察は違うかしら？」
優鶴「･･････さすが、俺を子供の時から見てるだけある」
ファルル「そうと決まったらレッスンだよ！アズくん。
こっちこっち！」
優鶴「こら二人とも･･････」
ファルル「ユヅくんはここね！
明日にデビューライブ！ きっときてね！」
優鶴「ちょ、ファルル･･････！」
孝之「ファルルちゃん、張り切ってるわね。
･･････さて、キング。
アタシから少し質問。
あの子、『アズライト』ちゃん。
『使者』よりね？
前言ってた『ハイボーカルドール』かしら」
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作者名：クラウン | 作成日時：2022年3月17日 8時
