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聖夜side
宗「優鶴、気にする必要はないのだよ。
君は、君らしく
存分にその美しい姿を見せつければいい。」
英智「同意だね。
さっきはああ言ったけど、
・・・・・・彼らに教える必要性を感じない。」
にいちゃんを挟んで
英智先輩と宗先輩が黒い笑みで『ばちばち』している。
うーん。
こわい!
でも、確かにあいつらみたいな
『いかにも守護者大っ嫌いです』な奴らに、
にいちゃんが教えるのはリスキーだ。
優鶴「・・・・・・システムだけ貸してくる」
聖夜「俺もいく〜☆」
優鶴「聖夜は、英智と宗頼む」
聖夜「え〜っ!?
なんでなんで!?ドイヒーだ!」
優鶴「お前今日、
やたらと肉体談義に持ち込んでくるな・・・・・・?」
聖夜「にいちゃんは、
自分がタチ悪い馬鹿どもに狙われてる自覚ある?
人間って、
勝てない相手に挑むバカばっかだよ?」
優鶴「聖夜、落ち着け。」
『魔法』でさりげなくにいちゃんに探りを入れて、
『色』以外での
にいちゃんの感情の揺さぶりを『視る』。
『困惑している』。
俺自身、キレているのは
百も承知だ。
にいちゃんに何か言われても、
そのまま黙りこくるのは
目に見えている。
にいちゃん自身、
俺が『術式』を編み上げ、行使しているのは
知覚済みだろう。
聖夜「・・・・・・早く戻ってきてよ?
俺に宗ちゃん先輩と
えーち先輩を止め置く技量はないから☆」
にいちゃんが先生達の方に歩いていくのを、
みんな、神妙なツラ持ちで見送る。
どちらかと言うと、
俺を警戒しているように思えるのは、
『俺自身』が、
『警戒されて当然』だと思っているからかもしれない。
英智「『そんな』馬鹿な事、
するつもりはないよ。」
聖夜「『知ってる』。
・・・・・・釘だよ。みんなへのね」
なんとも、馬鹿馬鹿しい話だ。
俺自身、とんでもなく面倒で。
説明をおざなりにしている自覚がある。
聖夜「今日はついてこない方がいいんじゃない?
・・・・・・俺らいても、『危ない』し。」
宗教じみた奴らの『ヤバさ』は、
ぷかちゃん先輩で痛感した、
もううんざりだ。
まぁ桜木も、『その気』はあるやつもいるし
何も言わないけど。
聖夜「・・・・・・宗ちゃん先輩。
にいちゃんのインナー姿見て、どう思う?」
宗「予想より細いなと思うけどね・・・・・・
君は何を考えているのだね」
聖夜「いや、なんか魔の絶対領域的なものを感じてる」
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作者名:クラウン | 作成日時:2022年3月17日 8時