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六木side
六木「テメェだけだしなァ。
術に依存せず肉体持ってるの。」
水菜「はぁ･･････、これだから神代生まれは。
よし、行こうかみんな。
運用方法に適用終わったから。」
六木「なンでおれ貶されたァ？」
白雪「兄者だからな。」
隣で日向を抱き上げている白雪と目が合う。
成る程、分からん。
が、
六木「馬鹿にしてんのかァ？」
指を鳴らし
笑顔でいう。
単純な力比べでは俺に勝てる兄弟はいない。
だから、ということもあって
サシの殴り合いに持っていければまだ相当につよい。
白雪「兄者は無神経が過ぎるぞ。
という意味でだ。」
水菜「･･････政府支援の通信は無理、
こんのすけも、
･･････基幹書き換えたらなんとかってところかな。」
歩きながら色々確認する水菜を尻目に、
いつでも抜刀できるように刀に手を掛けている。
俺達の他には───。
桜木一派は全体的に、
あとは、
長義達、特命調査の奴ら。
水菜は、いまさらだ。
水菜「ん？ああ。来たね。
みんな
各隊、鶴翼陣。
複数隊律を組んで。」
加州「遡行軍もいるね」
水菜「六木、神代の生き物の倒し方なんて
僕全く知らないからね」
六木「あァ。
安心しろ、切れば死ぬ。
それに、
『簡単殺し方講座』のお時間、つー訳だァ。」
水菜「みんなに強化かけてるけど、
そっちについていけるかどうかは微妙だよ？」
六木「こいつらはまだマシな部類さな。
･･････『
高くてせいぜい
修行後の短刀くらいだァ。」
石切丸「それ、普通に脅威だね？」
六木「あァ、足遅いもんなぁ」
長義「これから脅威の基準が狂ってくるよ。
もっと強いのがゴロゴロいるから。」
水菜「だってさ、･･････みんなやれるね？」
歌仙「もちろん」
六木「俺は今、最高に気分がいいンだ。
さっさと退くか、死ぬか選びなァ！」
たしかに俺は『鈍足』だ。
だがまァ
『鬼化』してれば
太刀の平均くらいの速度は出るわけで。
敵の味方は敵だし･･････。
殺すしかない。
有象無象の雑魚どもに負けるわけもない。
六木「殺し方は遡行軍と同じだァ。
サクッといこーぜェ！！」
詩音「おうさー！」
呼応するように、
返事が返ってくる。
正直殺し方などどうでもいい。
殺せればそれで。
練度上限(修行済み)なんて容易に
相手をねじ伏せられるのだから。
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作者名：クラウン | 作成日時：2022年3月8日 6時
