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千鶴side
なずな「ーーーあの人が、ゆづるちんの
両親・・・・?」
翠「見た目、
ほとんど俺らと変わんないじゃ無いですか・・・」
羽鶴「父様、日鞠様・・・・。
間違いないよ・・・、千鶴・・・」
羽鶴が私の衣装の裾を引く。
でも、
それがよかった。
それが私を正気に止めてくれる楔だった。
レオ「何が起こってる?
なんでユヅが怒ってる?
ーーー怒ってるのか?あれ」
渉「優鶴は、元々感情に疎いので
急に感情が出てきて戸惑っているんでしょう」
宗「彼女は、何をしたいのだね」
聖夜「多分、時間稼ぎ
ーーーファルルとりんねで、一回。
Soleil、ハピレ、オバレ、三奇人一人ずつ出して!?
ーーー俺たちが最大限まで輝かせてあげる!」
響音「千鶴?
何か言いたいことあるの?」
千鶴「宗、お兄さん・・・・
今だけ、・・・貴方の、お人形に・・して、
くれま、せんか・・・?」
羽鶴「夏目くん、組もう!」
みか「合わせられるん?
お師さん、むっちゃ厳しいで?」
羽鶴「ハヅ達を誰の妹だと心得る〜☆」
零「幸い、“五奇人”と“二天人”は
優鶴くんの無茶振りで、
打ち合わせなしで合わせることもあるからのぅ。
そちらで合わせられないのであれば、
こちらがなんとかして見せようぞ」
千鶴「千鶴達も、な、なれて・・・ます」
「うわ、白熱してんねぇ〜」
意見の塊が見えた時、
驚いたような声が
反響した。
響音「夏希兄さん・・・・」
夏希「身構えなくても、
邪魔しようとしても出来ねぇって。
さっき優鶴直々に、
『自分がわからなくなる前に止めろ』って
ストップかかったしな♪
ーーーそれに」
夏希兄様が、
スクリーンを横目で見つめるのにつられ
他もスクリーンに視線を移す。
夏希「多分、俺はお邪魔だな。
ーーーほんと、すげぇよ」
颯馬「これは・・・互角・・・で、あるか?」
アドニス「いや、少し先輩が優勢のように見える」
夏希「あぁ、叔父さんと叔母さんは、
優鶴に勝てないからな」
りんね「“使者”は、“守護者”に勝つことは出来ない」
「そのようですね」
夏希「お嬢・・・」
花「昔みたいに花でいいですよ。
ーーー図書館をあらかた探し尽くして、
プリズムワールドのことが書かれた書籍を
まとめてきました。
A 4紙片面で足りる程度です、
どうぞ」
零「何故、我輩に?」
花「だって、知りたいんでしょう?
あの子の事」
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作者名:クラウン | 作成日時:2020年11月4日 23時