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ページ44

千鶴side


なずな「ーーーあの人が、ゆづるちんの

両親・・・・?」


翠「見た目、

ほとんど俺らと変わんないじゃ無いですか・・・」


羽鶴「父様、日鞠様・・・・。

間違いないよ・・・、千鶴・・・」


羽鶴が私の衣装の裾を引く。
でも、

それがよかった。

それが私を正気に止めてくれる楔だった。



レオ「何が起こってる?

なんでユヅが怒ってる?

ーーー怒ってるのか?あれ」



渉「優鶴は、元々感情に疎いので

急に感情が出てきて戸惑っているんでしょう」


宗「彼女は、何をしたいのだね」


聖夜「多分、時間稼ぎ

ーーーファルルとりんねで、一回。

Soleil、ハピレ、オバレ、三奇人一人ずつ出して!?


ーーー俺たちが最大限まで輝かせてあげる!」


響音「千鶴?

何か言いたいことあるの?」


千鶴「宗、お兄さん・・・・

今だけ、・・・貴方の、お人形に・・して、

くれま、せんか・・・?」


羽鶴「夏目くん、組もう!」


みか「合わせられるん?

お師さん、むっちゃ厳しいで?」



羽鶴「ハヅ達を誰の妹だと心得る〜☆」


零「幸い、“五奇人”と“二天人”は

優鶴くんの無茶振りで、
打ち合わせなしで合わせることもあるからのぅ。

そちらで合わせられないのであれば、
こちらがなんとかして見せようぞ」


千鶴「千鶴達も、な、なれて・・・ます」


「うわ、白熱してんねぇ〜」


意見の塊が見えた時、
驚いたような声が

反響した。


響音「夏希兄さん・・・・」


夏希「身構えなくても、

邪魔しようとしても出来ねぇって。


さっき優鶴直々に、
『自分がわからなくなる前に止めろ』って

ストップかかったしな♪

ーーーそれに」


夏希兄様が、
スクリーンを横目で見つめるのにつられ

他もスクリーンに視線を移す。


夏希「多分、俺はお邪魔だな。

ーーーほんと、すげぇよ」


颯馬「これは・・・互角・・・で、あるか?」


アドニス「いや、少し先輩が優勢のように見える」


夏希「あぁ、叔父さんと叔母さんは、

優鶴に勝てないからな」


りんね「“使者”は、“守護者”に勝つことは出来ない」


「そのようですね」


夏希「お嬢・・・」


花「昔みたいに花でいいですよ。


ーーー図書館をあらかた探し尽くして、

プリズムワールドのことが書かれた書籍を
まとめてきました。

A 4紙片面で足りる程度です、

どうぞ」


零「何故、我輩に?」


花「だって、知りたいんでしょう?

あの子の事」

・→←至高の二人



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作者名:クラウン | 作成日時:2020年11月4日 23時

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