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ちゅんちゅん、



小鳥のさえずりが聞こえる





辺りはとても明るく窓から光が差し込んでいる




…朝か



頭がぼーっとする



「…!そうだ」




屋上に行かなければ


まだ早い時間だけど彼女は屋上にいるかな







気づけば僕はベッドから抜け出し、屋上へ向かって足が動いていた



















屋上の扉の前に来るとやはり向こうから人の気配を感じる




…Aだ

随分と早い時間から居るんだな






そう思い僕はドアノブに手をかけて扉を開いた






ガチャ、と音を立てて開いた扉の先には、案の定、Aがいた





「あ、恭弥さん

早起きですね、おはようございます」



相変わらずの太陽にも負けないそうな輝く笑顔で綺麗に笑うA



そんな彼女の笑顔についつい頰が緩んでしまう




「おはよう、君の方こそ早起きじゃないか

いつもこのぐらいの時間帯から起きて屋上に居るのかい?」



「だいたいの時は居ますよ

幼馴染が来てくれる時は病室に居るんですけどね」




幼馴染…


なんかそいつがAの特別みたいな感じで気に入らないな




「ふぅん」



返答も無意識に冷たい声色になってしまう








「恭弥さんはどうして屋上に?」




一瞬ドキリとした


どうして?


…君に会いに来たなんて言えないじゃないか





「…無意識だよ」



咄嗟に出た言い訳がこれだった




Aは少し怪しむようにこちらを見る





「えー本当ですか?

私に会いに来てくれたりして」



にひひ、と意地悪そうに笑うA




ドキ、と心臓が音を立てた



…あれ








「…君の話す相手が居なそうだったから気晴らしに来てあげただけだよ」



「なんですかそれ、

まぁ、間違ってないんですけどね」




彼女は頰を膨らましたかと思ったら


また綺麗な笑顔を浮かべる





ドキ、また心臓が音を立てた










あぁ、わかってしまったかもしれない








「?恭弥さん…?」








どうやら僕は彼女を…







Aを


















好きになってしまったようだ

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作者名:かふぇ | 作成日時:2017年1月5日 13時

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