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「ぁあーもうやだ全然勝てない。…あ、そうだ、次ウイイレで勝負しない?」
さ「やだ絶対嫌」
「あははっ、さとみ苦手だもんね〜」
ぶんぶん顔を横に振って嫌がる姿が少し可愛く見えてしまった。
昔からゲームが得意なさとみだけど、ウイイレだけはどうも苦手らしい。
「あ、もう19時だ。お風呂借りる〜」
さ「さてはお前また俺んとこ泊まる気だろ」
「正解!今日はさとみに第五で勝てるまで帰らない!」
さ「帰る気ねーだろーが笑
まぁた明日大学まで送らなきゃいけないじゃん。ったく…」
そうぶつぶつ言いながらも、バスタオルを渡してくれるさとみは本当に私に甘い。
「下着まだストックあったっけ…」
さ「ブラとパンツまだ1セットずつあった」
「変態」
よく泊まりに来るから下着のストックを用意してるんだけど、ちゃっかり数まで把握してるこいつは多分、ていうか普通に変態。
さ「じゃあどっか見えねーとこに置いとけよ!洗面台の横に置かれたら嫌でも目に入るわ!」
「それは申し訳ない」
確かに、さとみの家だしいっかと思って洗面台のすぐ脇にある棚に置いてった気がする。
さ「あともうお湯沸かしてるから」
「おっ、ありがと〜」
お風呂場に行くとご丁寧にトレーナーとズボンも用意されていた。パジャマは自分の家に置いてるから毎回さとみの服を借りてるんだけど、サイズがぶかぶかで着る度に改めて体格差を感じさせられる。
「昔はさとみのことチビチビ言ってからかってたのに」
私が小一の頃、周りよりだいぶ背が伸びてて
その当時小六だったさとみは平均より下回るぐらい背が低かったからよくからかっていた。
まぁそれからまた私も身長伸びたけど
成長期が遅れて来たさとみは当たり前ながらどんどん大きくなって、ガタイもごつくなっていった。
「なつかし…」
温かいお湯に浸かりながら、私達もう何年の仲だっけ、と考えながらまた昔の事を思い出していた。
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れーむ@只の東方好き - え、すこなんですけど…あの、応援してます!惚れましt((殴 (2020年5月28日 16時) (レス) id: 2de6a67b50 (このIDを非表示/違反報告)
ryuu:aika - 私、小説とか物凄くこだわりとかあって面白くないとか思うとすぐやめるんですよね。でもこれ最後まで読めたんです!最高でした!更新待ってます… (2020年5月23日 1時) (レス) id: 34e5e3f3ce (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - あやなさん» こんばんは^^ あやなさんのご意見を頂きまして、今回お友達の設定を変更致しました!それについての説明をアップしましたので、読んで頂けると幸いです〜! (2020年5月9日 23時) (レス) id: 991e5ef7aa (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - 読みたかったけど友達の名前が自分の名前と一緒で一人で混乱してましたw (2020年5月9日 12時) (レス) id: dca403b864 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - くっきーさん» 嬉しいです〜!!更新がんばります(`・ω・´) (2020年4月18日 7時) (レス) id: 991e5ef7aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かえで | 作成日時:2020年4月12日 0時