さとみくんと幼馴染み

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さとみside


な｢で、ほんとに幼馴染みとしか思ってないの？｣

さ｢…どーいうこと？｣

な｢いや…さっきから子供組の方、ていうかAちゃんの方ばっか見てるけど？｣


なーくんに小声で指摘されて、自分が意識せずにAを見ていることに気付いた。

俺にお酒を取り上げられたAは子供組と混ざってゲームを楽しんでいる様子。

…ちょっと距離近すぎないか？




さ｢ほんとに、ただの幼馴染みだから｣

な｢ふーん？｣

ジ｢じゃあ俺がもらってもええってこと？｣

さ｢え？｣


突然そう言い出したジェル。


ジ｢可愛いし、良い子そうやん｣

さ｢いや、そうだけど…｣

ジ｢なーんつって！うそうそ、さとちゃん困らせようと思っただけやし〜｣



ジェルのその言葉にホッとしてる自分がいる。






こ｢あ〜れ〜？なーくん飲んでなくない？うぉうぉう｣


思う存分ゲームを楽しんだ子供組がこっち戻ってきて、コールをし始めた


る｢ころちゃんダメだってなーくんはだめ｣

莉｢そうだよなーくんはほんとにすぐ酔うからだめ｣

ジ｢あかんあかん、俺が飲む！｣

な｢だいじょ〜ぶ！配信してる訳じゃないし、明日休みだし？｣



全員が、アッ…と声を上げた時には既に遅く、なーくんがそばに置いてあった俺のチューハイをごくごく飲んでいた。



さ｢…なーくん？｣

な｢ん〜？…ﾋｯｸ｣

さ｢あー、これダメなやつや。多分もうちょいしたら寝るわなーくん｣

｢ななもりさんって酔いやすいんだね…｣

莉｢そうなんだよ、しかもなーくん酔っ払ったら秒で寝る｣

｢え、1番お酒強そうだと思ってました｣

こ｢強いのはジェルくんだよね〜マジ豪酒｣

る｢ころちゃんもこの中だったらお酒強い方でしょ｣

こ｢いや莉犬くんもじゃ〜ん｣

｢ふふ、仲良しですね、皆さん。｣




そう言って楽しそうに笑うAを見ていたら、
何故か俺まで温かい気持ちになった。

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