ド キ ド キ パ ル ラ リ ラ 4

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驚く程素直に謝られて、
もう怒るに怒れなくなってしまった。

こんなに反省してるなら、私がいる時は思う存分
お酒を楽しんでもらってもいいのかな…と、
ほんの少しだけ思った。

本人には…言わないけど




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『もう寝ましょうか。片付けはやっておくので』



安元「うん…ありがとう」



『気にしないで下さい』



安元「…ん〜……」



『……立てますか？』




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安元さんは目をしぱしぱさせて、
すぐにでも眠ってしまいそう。


自分の足でゆっくり寝室に向かおうとする。
だけどやっぱり酔いすぎたのか、立ち上がって
2・3歩進んだだけなのにフラフラの千鳥足で

寝室までの道なら何とか私でも支えられるだろう。





だけど、その考えが甘かった




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『重っ…ちょっ、安元さん！…あ゛〜っ！！』




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15cm以上も身長差があって体格差も歴然なのに
運ぼうとした私が間違いだった


肩を組んでゆっくり歩き出すけど、
1歩進むのが精一杯。




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『やっぱ、無理だ…！！』




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諦めて来客用のマットレスと布団を部屋に運ぶ。
可哀想だけどここで寝てね




一瞬でも飲み過ぎを許しそうになった自分を悔いた。
私がいてもいなくても
お酒の飲み過ぎは許しちゃいけない、絶対に。



そう心に決めて電気を消した






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