62% ページ31
Junki side＿＿
日本には、日本のスタイリスト…？
じゃあAらは、
俺らが韓国に来た時だけのスタイリスト？
それは、専属っていうのか？
チラッとAを見ると、
大きな目から涙をぽろっと零した。
純「…それを伝えてなかったんですか？」
チェ「というか、元々は連れていく予定だったから、急に変更になったのを伝え忘れてて…」
それは………あかんやろ…さすがに。
瑠「で、彼女らは俺らが日本に行ってる間何をするんです？」
チェ「他事務所の別のアイドルのスタイリストになる事になってる」
瑠「…まじですか」
さすがの瑠姫も絶句するほど、酷い内容だった。
Aが頑張って日本語の勉強をしてたのも知ってる。
それに俺だって、
Aを案内したい場所が沢山あった。
ここまで専属と言われやってきて、
明日からは違うアイドルグループなんて。
そんな事あってもいいんだろうか。
蓮「僕達は、どのくらいの間隔で韓国に来るんですか？」
チェ「大体2〜3ヶ月に1回かな、新曲をリリースする度に来る予定だよ」
それは僕らにとっては困らないけど、
Aたちの気持ちはどうなるんだろう。
UB「
ウンビさんが楽屋から出ていってしまい
社長も追いかけて出ていった。
拓「…純喜くん、大丈夫？」
純「…俺は…うん…」
会えへんってどれくらい悲しいんやろう。
もう忘れられてしまうんやろうか、俺のこととか。
なんならその違うアイドルグループは男やったりするんかな。
久しぶりに韓国に来たら
もう、彼氏おったりする？
純「…きつ」
拓「…」
しばらく重苦しい空気が流れて
ついにAも楽屋から出て行ってしまった。
蓮「行ってあげなよ、純喜」
純「…行ってえんかな」
蓮「純喜行かないなら拓実に行かすよ？」
純「…それは…あかん」
今、行ったら知らんで？
何するか分からんから。
でも蓮くんが言ったんやし、俺悪ないよな？
純「…行ってくる」
俺も立ち上がって、楽屋を抜け出した。
どこに行ったかは分からないけど
片っ端から部屋のドアを開けてAを探した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 617人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナビ | 作成日時：2021年9月10日 18時
