偽り ページ3
「今日は転校生がいますよ
入ってきてください。」
この時期に転校生とか何かあったのかなー
ま、私には関係ないけどね
「城ノ外 炭香です。
よろしくお願いします(ﾆｺｯ)」
ま、綺麗な子。
私は関わることなさそー
そう思いながら、熟睡しようとした時に
「私、あの子の事知ってます！」
なんて言いながら、私を指さしてきた。
「お前知り合いなの？」
「言ってくれればいいのにー」
なんて、前原や中村が言ってくる。勝手すぎ。
いやいや、見たことも無いけどー？
初めてですけどね？
「そうなんですか」
黄色タコまでそういう始末。
これは、言うしかないな。
腹を決めろ！私！
『すみませーん。私知りませーん！
きっと、人違いでーす！』
大声で言ってやった。
そしたら、すぐに
「そんなことないはずなんだけどな。
ま、思い出してくれればいいよ！」
は？、なんか私が悪いみたいじゃん。
私が忘れたんじゃないんだけどー
みんなの視線が怖いよ
めっちゃ睨んでくるもん
岡野は
「かわいそーw
Aって忘れっぽいからさ！」
なんて、言ってきたり、
村松に至っては
「なんか、Aひでーw
覚えてる方が可哀想だな。」
って、嫌味っぽく言ってくるし。
私、悪くなくね？
頭悪くないか、このクラス。
「まーまー、人違いかもしれないじゃん。
考えろよ。」
「なんだー、Aの肩を持つのか、赤羽」
おー。ナイス！業。さすが幼なじみ！
そしてうるせーよ！寺坂！
で、いい子ぶってる城ノ外が
「ま、騒がなくても。
思い出してくれればいいだけだし。」
元凶が何言ってんの？
そしたら、皆信じて
「可愛くて優しくていいねー！
私は、倉橋陽菜乃！よろしく」
「私は、片岡メグよろしく！
何かあったら言ってね」
おかしくない？私が悪いみたいやん。
いや、何回目だよw
「ほら、Aも挨拶したら。
覚えてないとしても、仲良かったんでしょ？」
何、知ったかぶってんの中村？
仲良くないし、しらないし。
ま、挨拶はしないとな。
『私、A。よろしく。』
「冷たっ。可愛そうだと思わないの？」
矢田を初めとする、中村、倉橋、茅野、岡野
片岡が言ってくる。
『知らねーし(ﾎﾞｿｯ)』
「ま、そーいう話はまた今度にしましょう。
ヌルフフフフ」
ナイス！黄色いタコ！
みんな、渋々と授業の準備を始める。
そこで、城ノ外に話しかけられた。
「お昼、空き室に来てね！」
仕方ない、逝くか！
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作者名：イロどり | 作成日時：2019年1月14日 18時
