18＋1 【ヒプノシスマイク短編集】

噛みグセ【波羅夷 空却】 ページ27

『いって…空劫あんまそこ噛むな…』




私の腕をガジガジと噛む彼氏の空劫。

この噛みグセは前から知っていたが付き合ってからはヒートアップしている。




腕は空劫の歯型でいっぱいだった。




最近は吸うようにもなってきたからな…


目を離すと全身噛まれてることがあるので目が離せないのだ。







そう思っていると空劫は私の腕から口を離して私の背後へと回り込んだ。




『…首は吸うの絶対やめろよ…』






「わかってるって。」


私の首を歯を立てて噛む空劫。

空劫の場合犬歯がすこし尖っているので噛まれるとかなり痛いし後に残りやすい。






『っ、まって犬歯痛い刺さってる痛い痛い』



「あ"？？血ぃでてねェから大丈夫だよ。」




『いやいやいや噛まれてる側の人が言ってるんだから痛いに決まってんでしょ』






そう言えば少し不満そうな顔をしながら空劫は私の首筋に顔を埋める。









「Aはいい匂いがする。拙僧が1番おちつける場所」





『今日はめちゃくちゃスキンシップ激しいな。何、甘えた空劫なの？？？』





"ほら、おいで"っていって空劫に手を広げれば素直に抱きついてくる空劫。


こりゃ今日は甘々空劫だな







「A、」



『ん、どした空劫。』









「好きだ。拙僧から絶対に離れるんじゃねェぞ。」









あ〜…空劫絶対顔真っ赤だな。


なんて思いながら




『私も好きだよ。絶対離れない。』




って返せば空劫が私を抱きしめる力が強くなった。

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