18＋1 【ヒプノシスマイク短編集】

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待ち合わせの日の場所に早くついてしまった。






そこはイケブクロの中でも見晴らしのいい場所で、恋が必ず実るという場所だった。



時間は午後2時50分。




彼女が来るのを待っていた。









が、





後ろから物凄い衝突音がした。


後ろを振り返れば道路の真ん中に女の人が横たわっていた。




遠目からみたから顔までは見えないが俺の知ってる人に似ていた。




「、違う…よな…。あれは…Aさんじゃない…。」





浮かび上がる疑問を必死に取り払いながらも俺は道路へと走って行った。






ただ、道路へ近づくほど疑問は確信へと変わっていった。






―――――――――



彼女は轢かれて死んでしまった。





原因は小さい子供を庇ったことらしい。





彼女は最後まで優しい人だった。

そんな所にも俺は惹かれていた。







目の前には冷たくなり動かなくなったAさんだった。



次から次へと溢れてくる涙を拭いながら俺は伝えたかった気持ちを伝えた。







"好きです。あなたに出会えて本当に良かった。"






彼女が安らかに眠れるように俺はただただ祈った。

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