長男の哀恋 【山田一郎】 ページ1
俺がその人と出会ったのはあの日がきっかけだった。
いつものように依頼をこなしていた。
仕事に一段落つき、休憩していた時だった。
『…ここって萬屋ヤマダさんであってますか??』
艶やかな髪を耳にかけた女の人がドアに手をかけてこちらを不安そうに見ていた。
俺はただ、ひたすら目を奪われた。
こんなにキレイな女の人にあったのは初めてで。
『あ、あの…』
「あっ、すみません…ぼーっとしてて…。今日はどんな用ですか???」
この依頼がきっかけで彼女を知った。
名前はAさん。
俺と歳はそんなに変わらなかった。
『ッ!!!それって!!!!』
Aさんが俺のバッグに着いているストラップを指さした。
『あの人気のラノベのヒロインの子ですよね?!!はぁぁぁぁかわいい…しかもこれ数量限定のストラップじゃないですか…あ"ぁ"〜〜〜推しがかわいい…』
「Aさんこのラノベ知ってるんですか?!」
『知ってるも何も大好きなんですよこの作品!!ヒロインの子がとにかくツンデレで可愛くて…話の展開が想像してた斜め上をいつものいくので飽きないというか』
この事でAさんと意気投合して連絡先を交換した。
その後も俺らはアニメフェスにいったり、グッズを買いに行ったりして仲が深まった。
それと比例して俺の中である気持ちが芽生えていた。
俺はその気持ちを伝えるべくAさんにメッセージを入れた。
"明日の午後3時一緒に行きたいとこあるんですけどいいですか??"
返事はOKだった。
俺はただただ明日が楽しみで眠れなかった。
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AYA - 例えば、(実は)夢主と両片想いな夢野先生が親しい男友達と街中で遊ぶ夢主の姿を街中で偶然、見掛けてヤキモチを妬く…みたいな?それでは長文、失礼致しました。 (2021年11月2日 6時) (レス) id: d783a40920 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - 初めまして、初コメ失礼致します。リクエスト宜しいでしょうか?今のところ、見た限り夢野先生の話が一つも無いようなので夢野先生の嫉妬話、読んでみたいです。 (2021年11月2日 6時) (レス) id: d783a40920 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - リクエストいいですか?入間銃兎様でデートお願いしたいです!!更新頑張って下さい! (2021年10月25日 20時) (レス) id: f5fd602faa (このIDを非表示/違反報告)
凛紺 - リクエストで『意外』の続編で文化祭の話を読みたいです!更新頑張ってください! (2020年9月25日 21時) (レス) id: 3f969df549 (このIDを非表示/違反報告)
www(アメーババババ)(プロフ) - リクエストいいですか?四十物 十四で添い寝、をお願いします!!作者様の書くキャラたちが好きなので受けてくださると嬉しいです! (2020年4月14日 19時) (レス) id: 9fbd33347e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お豆腐は嫁 | 作成日時:2020年4月8日 21時