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36:グリムが逃走!? ページ39





エ「そういえば!
ユウたちクラスどこ?1年だろ」

ユ「学園長が1年A組って言ってた!」

デュ「なんだ、同じクラスじゃないか。
1限目は…魔法薬学だな」

グ「うひょー!なんか楽しそうなんだゾ!」

エ「結局魔法使えないままだけど、
大丈夫なんかな…」

デュ「あれ、Aは?」

ユ「たぶん、もう教室にいると思う」

エ「は!?」

ユ「A、瞬間移動できるから…苦笑」

エ「…マジ?」

「「「「急げ〜!!!!!」」」」





ー休み時間ー

<廊下>

ユ「えーっと、次の授業は…」

エ「なんか…魔法学校っつっても、
普通の学校とあんまり変わらないっていうか…」

エ「別に魔法使えなくてもそこまで困んねーな」

エ「グリムもそう思わねぇ?……ん?」

ユ「あれ、グリム?」

デュ「おい!窓の外見て見ろ!
あの中庭を爆走している毛玉は…!!」

<中庭>

グ「あんなつまらねぇ授業、
1日中やってられねえんだゾ!!!」

グ「絶対教室になんか戻らないんだゾ〜!」

<廊下>

ユ「ヤバい…」

デュ「なにがヤバいんだ?」

ユ「グリムの世話は自分がするって
Aに約束したんだ…
グリムがサボらないように監督するって」

エ「さっそく監督不行き届きかよ!
なぁ、グリム捕まえるの手伝ってほしい?」

ユ「お願いします!
これ以上、Aに迷惑かけたくない…」

エ「オレ、購買のチョコクロワッサン!」

デュ「なら、僕は学食のアイスカフェラテで」

ユ「うぅ…」

エ「ほらほら、グリム逃げちゃうよ?
いいのかな?ユウくん?」

ユ「分かった!分かったから!」

エ「交渉成立!
じゃあ、ユウの尻拭いといきますか!デュースくん」

デュ「ああ、エースくん。昼食が楽しみだな」





『…はぁ、グリムは本当に懲りないな』

37:僕のヒーロー→←35:取り扱い注意の呪文



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作者名:ひとみ | 作成日時:2020年5月15日 18時

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