ちっちゃな執事に恋しちゃいます

《２２》 ページ23

心を込めて弾いてた時









確かに後ろで物音がした。









宏光かな？？って思ったけど









宏光は私のすぐ横で優しく見守ってくれてる。









私は気になっちゃって、音をピタッと止めた。









そしておそるおそる後ろを向くと…









驚いた顔で私のことを見てるゆなちゃんがいた。









そのすぐ後ろには二階堂執事もいた。









ゆなちゃんは何か話したそうだった。









でも、どう話せばいいのか分からない。









そこで助けてほしくて宏光を見た。









そしたら宏光は小さく頷いた。









頑張れって言われた気がして、頑張って









ゆなちゃんに話しかけてみようと思う。









ピアノ用の椅子からゆっくりと立ち上がり









少しゆなちゃんに近づいて









「ゆ、ゆなちゃ──────」









ゆ「ごめんなさい！！！！！」









私の言葉と重なって大きく頭を下げた。









「…………」









私はちょっとびっくりしちゃって返せなかった。









ゆなちゃんが言葉を付け足すように









ゆ「私…Aちゃんに悪いことしちゃった。









会ったばかりでまだここの学校に慣れてもない中









ピアノ教えてとか偉そうに言って……。。









私、教えてくれるだけでいいなんて思ってない！









だから…許して。。









でも……ピアノは本当に教えて欲しいの。









事情があって………」









事情???なんだろ…って思って









「その時事詳しく教えてくれる？」









そう訪ねたらゆなちゃんはコクと頷き









詳しく話してくれた。









♡

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