ちっちゃな執事に恋しちゃいます

《２０》 ページ21

【ゆなsaid】









も「ゆな……いくらなんでも酷すぎるよ」









み「そうだよ……それに急に教えてだなんて」









「私にだって時間っていうのがあるの!!!!!!









でも……教えて欲しいだけだなんて思ってない｡









正直に私もピアノできるようになりたいもん…









だから、羨ましくてつい………」









き「その気持ちをAちゃんに直接









話せばいいんだよ？？」









も「それに…Aちゃんは怒ってないと思う









辛いだけだと思うよ。









昨日の夜、Aちゃんめっちゃゆなのこと









考えてたみたいだよ？









教えるの下手だからどうしよって…









それでやっと決まったことを勇気を出して話そうとしたら









あんなこと言われて…









辛いと思うよ。









だから、ゆなの気持ちいいなよ。









きっと……いや絶対にAちゃんは









分かってくれるはず｡」









確かにそうだよね。









怒ってるとか、Aちゃんの見た目だけで









そう思っちゃってたかもしれない。









まだ、初対面だからあまり性格とかは分からない。









でも、ゆなも思った。









あんなに初めて会った人なのに









一生懸命考えてるところが……









本当にゆなの気持ち考えてくれてる心優しい子って









「そうだよね。









私、Aちゃんに話してくる!!!!!!」









こ「そうこなくっちゃ!!!!!!」









と、教室を出ようとした時……









確かに美しいピアノの音色が聞こえてくる









♡

《２１》→←《１９》

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す