序の虹 ページ1
もはや痛みすら感じなくなってしまった
たしか私は…
嗚呼、鬼舞辻無惨との戦いで、
たくさん呼吸を使って
お慕いしているあの方のために体を張って
今、この場で絶命しようとしているのだ
「死ぬな!A、!死ぬな!」
『ぎ、ゆう、さ、』
「お前まで、俺を置いてゆくのか?
お前まで錆兎と真菰の元へゆくのか?」
置いてゆきたくない
ずっと、貴方様のお隣で
貴方様と幸せな時を過ごしたかった
『義勇さん、最後の、言葉、お聞きに、なってくださいますか?』
「なんだ、どうしたんだ、A、!」
『私は、不堂Aは、昔から
貴方様を、お慕いしておりました
私は、向こうで、お待ちしております
来世で、お待ちしております、だから
必ず私を、見つけてください、』
寡黙な義勇さんの綺麗な瞳から涙が溢れ出てくる
そんな顔をしないで
私の愛しい人
貴方様の笑顔が見たいのです
嗚呼、目が重たくなってきました
もう、この世にいれないようです
来世で、お待ちしております
だから、早く私を迎えに来てください
大切な大切な
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作者名:ペペロンチーノ | 作成日時:2020年11月1日 1時