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第7夜 ページ7
朝目が覚めると、目の前には"あの人"の顔
いつも"あの人"は私が目覚める頃には仕事に行っているから、"あの人"の寝顔をじっくり見るのは初めてだった
しかも次の日が休みの日に"あの人"から呼び出されたのは初めてだった
改めて"あの人"の顔を見てみると、イケメンだと思う
さぞかしモテているだろうな、なんて思っていたら
｢おはよう｣
優しい笑顔でいる"あの人"がいた
｢ごめんなぁ、いつも優しく出来ひんくて｣
"あの人"の手は私の頭を愛おしそうに撫でている
夜会う時とは大違い
甘い
夜の"あの人"と目の前にいる"あの人"
本当に同一人物なのか疑うくらい甘い
慣れない"あの人"の甘さに戸惑っていると、
｢Aちゃんには俺の秘密を教えてたるわ｣
真剣な顔をしている"あの人"がいた
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