教師陣と夢主【短編集】 (ページ1)

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エイト先生《慰めと暖かい手》ページ1

教師×生徒

今日の収穫祭････負けた

私の家計能力は炎系
正直言ってアスモデウスくんが居るから私なんて要らない
って思ってたけどエイト先生に慰められ

私はそのまま先生の弟子になった

けれど勝てなかった
悔しくて、悔しくて････負けず嫌いな私は
誰も居ない所で今泣いている

『やっぱり私なんて』

｢要らないなんて言うなよ｣

『！･･･エイト先生』

誰かの気配を感じていたエイト先生だと分かっていた
誰なのか確認してすぐ私は顔を隠した

歩く音が徐々に近づいてきて止まる
先生のシャツが隙間から見える

エイト｢やっぱりここに居た･････
そんで、何で俺の所に来なかった｣

『先生に会う顔がないから』

エイト｢････何でそう思うんだ？｣

『先生に色々教えてもらったのに
何も行かせなかったから･･･ごめんなさい』

エイト｢････俺見てたけど十分頑張ってたよ｣

突然の頭にのしかかる重み
その手は暖かくて途切れていた涙がまた溢れ出す

エイト｢お前はまだ1年生だこれからもっと
頑張って行けばいいんだ･･･分かったか？｣

『ｳﾞｩｯ･･･ｽﾞﾋﾞｯ････はい』

エイト｢さっさとその鼻水と涙拭いて来いよ｣

エイト先生はそう言うとその場から去っていった

エイト先生の気配が消えたのを確認してから
私は顔を上げて鼻水と涙を拭いた

この涙をエイト先生にまだ見せる訳にはいかない

みっともないし涙と鼻水で顔面やばいし
だから卒業式までは絶対見せないそう誓った

頑張らなきそういう気持ちも込めて
軽く両頬を叩くと私は真っ赤な顔のまま
アブノーマルクラスの皆の元へと向かった