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「すみません。お騒がせしました」

「いいのいいの。笑わせてもらったし。……っふ」

百は少ししたら落ち着いたが、暫く笑い続けている千にAは居た堪れない気持ちになって帰ろうと2人に向けて言葉を放った。


「本当にありがとうございました。では私はこれで」

「「ストップ」」

歩き出そうとするAを2人引き止めた。Aはその意図がいまいちわからなかった。

「A、そのまま帰るつもり?服汚れてるし、こんなに遅い時間なのに」

「まだ9時も回ってませんけど…」

「女の子なんだから」

普段、あまりされることのない女の子扱いにAは照れ臭く感じた。
天とは家族だし、男性と女性という意識はAにはない。実緒や美咲とはお互いに同性のため、そういう感覚を持ったことがなかった。

(…ああ、1人だけいるか)

よく考えると楽だけはAのことをそういうふうに扱った。流石は抱かれたい男No.1だ。だからなんだという話なのだけれど。

「でもオレたち、今からIDOLISH7の寮に行かなきゃなんだよね」

確かに、ここからIDOLISH7の寮は近い。現に先程、Aは一織と環に遭遇していた。

「そうなんですか。それなら私のことはお構いなく…」

「Aも来ればいいんじゃない?」

「名案!流石ユキだよ!」

「ええ…?私、IDOLISH7に何の用もないんですけど…」

「じゃあ行こうか」

「話聞いて下さい」

右手を百に、左手を千に掴まれ引かれるA。
この状況を何人の女性が望んでいるのだろうか。出来ることなら変わってあげたいと切実に思った。


「Aはいい子だもんね?」


「先輩の言うこと、聞けるよね?」


「それパワハラです」


Aの声も聞かず歩き出す2人に、仕方がなくAも歩き出す。
生憎、こうなった2人を止める術をAは知らない。


やはり、面倒くさい2人に捕まったものだとAは心底ため息を吐いた。


.
番外編できました!
感情豊かなアイドル生活【アイナナ】

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ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» わー!!!ありがとうございます…!本当に悩んでいたのでありがたいです…!いつでもいくらでもリクエストお待ちしています〜!!本当にありがとうございます!! (2020年6月11日 1時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - またリクエスト失礼してもよろしいでしょうか...? 赤面 と いつもと違う髪型 をお願いしたいです、、ふたつも無理言ってすみません(汗) (2020年6月11日 1時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 夢巫女さん» わー!いつもありがとうございます!!迷走中ですが、これからも読んで下さると嬉しいです!!更新頑張ります! (2020年6月4日 10時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
夢巫女 - こういう作品を待っていたっ!!最初の方から読んでいましたが、感謝を伝えたくて我慢できませんでした!これからも更新楽しみに待ってます! (2020年6月3日 22時) (レス) id: a86d07998f (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - ぽんさん» わあ…!ありがとうございます!!凄く嬉しいです!更新マイペースですがこれからもよろしくお願いします〜!! (2020年5月26日 18時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドーナツ | 作成日時:2020年5月5日 23時

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