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「Aじゃない。どうしたの?」

「ボロボロじゃん!大丈夫?」

「…げ」

「今『げ』って言った!?オレたち大先輩なのに!?」

「大先輩なのにね」


勿論、嫌いというわけでは全然ないのだけれど、今捕まると1番面倒臭い人たちに捕まってしまったかもしれない。
Aは心底ため息を吐いた。


「千さん、百さん。ちょっと今急用中なので放って置いてもらってもいいですか?」

「どうしたの。探し物?手伝おうか」

「Aめっちゃ体温低いじゃん!やばいよこれ」


Aの手を握ってそう言う百。
2人のその言葉にAは思う。
この人たち、良い人過ぎないか?


「いや、大先輩に迷惑は掛けられないので」

「そんなこと言ってる場合じゃないだろ。どれくらいここにいるんだ?」

「…1時間半くらい?」

「こんな寒いのに!?」

「あ、でもカイロ持ってるので」

先程一織から貰ったカイロをシャカシャカと振って見せるA。
それにしては随分と手が冷たいと百は思った。


「何探してるの?」

「………小銭をばらまいて」

「「ダウト」」

Aの嘘をすぐに見破る2人。

「A、1時間半も探すほどお金に執着してないでしょ。記念硬貨でも入ってたの?」

「4年前のオレらなら探してたかもしれないけど!」

「あの時の朝食は食パン1枚に茹で卵1個だったもんね」

「………」

冗談のつもりなのだろうか。反応のしづらい言葉にAは黙り込む。
デビュー2年目なのに良いものを食べていると遠回しに言われているのかとAは少し考えた。

「ごめんごめん。冗談だって!」

「次からはもう少しわかりやすい冗談にして頂けるとありがたいです」

心優しい先輩だ。決して嫌味などではないのだろうとAは思った。

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ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» わー!!!ありがとうございます…!本当に悩んでいたのでありがたいです…!いつでもいくらでもリクエストお待ちしています〜!!本当にありがとうございます!! (2020年6月11日 1時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - またリクエスト失礼してもよろしいでしょうか...? 赤面 と いつもと違う髪型 をお願いしたいです、、ふたつも無理言ってすみません(汗) (2020年6月11日 1時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 夢巫女さん» わー!いつもありがとうございます!!迷走中ですが、これからも読んで下さると嬉しいです!!更新頑張ります! (2020年6月4日 10時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
夢巫女 - こういう作品を待っていたっ!!最初の方から読んでいましたが、感謝を伝えたくて我慢できませんでした!これからも更新楽しみに待ってます! (2020年6月3日 22時) (レス) id: a86d07998f (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - ぽんさん» わあ…!ありがとうございます!!凄く嬉しいです!更新マイペースですがこれからもよろしくお願いします〜!! (2020年5月26日 18時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドーナツ | 作成日時:2020年5月5日 23時

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