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ミュージックフェスタ当日。
スタンバイを楽屋でしていると、扉をノックされた。
「はい」
Aが少し大きめの声で返事をすると失礼します、と丁寧な挨拶と同時に噂の7人組とそのマネージャーだと思われる人が入ってきた。
「…IDOLISH7」
Aが彼らの名前を呟くと、少し騒ついたのがわかった。
「やっべ、本物だ…俺すげえファンなんだよ」
「すっごい美人…」
Aはどういう反応を取ればわからなくてスルーした。隣で茶化すように見つめる実緒をAは軽く睨んだ。
「IDOLISH7です！億宮さん、兆野さん、本日は宜しくお願い致します」
マネージャーだと思われる人がそう言うと、それを合図のように他の人も頭を下げた。
新人とはいえ、その様子に違和感や嫌悪感を抱くことはなかった。
礼儀はちゃんとなっているみたい。
「億宮Aです。よろしくお願いします。」
「兆野実緒です！よろしくお願いします〜」
その、刹那。
180程あるだろうか、Aよりひと回り、ふた回りあるだろう大きな身体が彼女を強く抱きしめた。
「！？」
「Oh,ホンモノ、とてもキュートです！！」
「なななな、ナギ！何してるんだよ！」
「六弥さん、今すぐ離れて！」
黒髪の子、それ、少し失礼じゃない？
なんて考えたA。するとまもなく六弥ナギがAから離れた。否、離された。
「ナギさん！何しているんですか！？！？」
マネージャーの人が離してくれたようだ。
よく見るとマネージャーはかなり若そうだ。おそらくAと変わらないくらいだろう。
「億宮さん、本当にすみません！！」
「……彼、外国育ちかなにか？」
「yes,ワタシの出身はノースメイアです」
ノースメイア、北欧の方か。
でも、それなら母国語って、英語じゃないだろうとAは心の中で突っ込んだ。
「私も昔は海外に住んでたから、スキンシップ激しいのは慣れてるつもりだから。気にしないで」
そう言っても、尚不安そうにAの顔色を伺うマネージャーの姿にそんなに自分は怖いかと軽く傷ついたA。
「ごめんなさいね。この子、無愛想でしょう？これが通常運転だからあんまり気にしないで頂戴ね」
美咲がそういうと、ホッとマネージャーは安堵したようなため息をついた。
「本当にすみません。本日は宜しくお願い致します！」
そう言ってIDOLISH7は出ていった。
「楽しそうな人たちだね！」
「…そうだね」
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ドーナツ(プロフ) - わあ…！ありがとうございます〜！！お友達さんとは仲良くなれそうです…！笑 嬉しいお言葉ばかり、本当にありがとうございます…！こちらこそありがとうございました！ (2020年6月7日 12時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
via - 私の友達がアイナナ大好きなんですよ！しかも、推しが同じだったはず…言葉での表現の仕方が凄く上手くて、簡単に小説の光景が思い浮かびました。凄く面白かったので友達にもオススメしてみようと思います！イベントに参加して頂きありがとうございました！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 124b642d9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月1日 0時
