記録 1 ページ3
昼過ぎの午後1時
他の社員がお昼休憩をしている時間帯なのだが…
私、島崎Aと同僚である太宰治は
昼御飯を食べることなく、
般若の様に目尻を釣り上げ怒鳴る
同僚である国木田独歩に説教されている最中である
国「全く貴様等は、仕事もせんで街中で
迷惑をかけてばかりで!少しは探偵社員たる自覚を持ったらどうなのだ!」
「特に太宰!貴様はフラフラ出掛けて帰ってきたと
思えばAと街中で喧嘩など!お陰で俺の胃はすこぶる不健康だ!」
A『国木田、私はこの阿呆をテメェに言われて呼び戻しに行っただけだぞ!
それなのに何故私が説教を受けるんだ! 』
太宰「そうそう、私は街中で心中してくれそうな美女を
探していたのに…なんで私が怒られるのさ!」
A『はっ…テメェは、明らかにあの麗人に迷惑を被っていただろ』
太宰「はっ…あの麗人は君みたいな男勝りな娘に比べて
よっぽどお淑やかで美しい方だったね〜」
A『テメェに美しさを見せるぐらいなら男なった方がましだな!』
太宰「ただでさえ君は、愛想がないのに男になったら
きっと無愛想じゃ物足りない様な男になるのだろうねぇ…」
ここで太宰の背後から物凄い形相をした目で
国木田が再び怒鳴る
国「貴様等!喧嘩など他所でやれ!!」
ゴンっと鈍い音が響き渡り
私達二人の頭には
大きな瘤ができてしまった
こんな風にお互いに悪態をついて
怒鳴られ、顔を合わせるたびに
お互いに舌打ちをして悪態を吐く
これが私達の日常だ…
そして…素直になる事が出来ない私の
奮闘記でもあるのだと思う…
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眼鏡蛙(プロフ) - リクエストなどあればコメント欄にて募集してます! (2019年1月24日 21時) (レス) id: 3b8cf5206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眼鏡蛙 | 作成日時:2019年1月22日 22時