【そらる】カフェテリアの天使と正体を隠したい王子【男主】

よんじゅうご ページ48

　



　
　
　
　
　
「そう……なんですね｡」



　


それしか言えなかった


　




「だから、邪魔してくるかもしれない｡でも、俺 が桜弥を守るから｡」

　
「！……ありがとうございます｡」


　
　
心から嬉しかった



　
「僕も、自分で自分の身を守れるようにしてお きます｡」

　
「それがいいかもね。俺何か教えるよ｡」

　
「ありがとうございます｡」

　
「あと今更だけど敬語やめよ？恋人じゃん｡」

　
「……うん！」


　
　
　
そらさんに1歩近づけた気がして、
自然と笑みがこぼれた









　
　
ｺﾝｺﾝ




「しつれェしまァす｡」


「はーい｡」



　
　
入り口の方を見ると透禾さんがいた


　
　
「何か、ご用ですか？」

　
「君……桜弥だよねェ｡桜弥ちゃん、何歳?」

　
「え、えっと……24歳です……｡」

　
「じゃあ俺より年下だから俺のことは透禾お姉 様って呼んで｡」


「は、はぁ……｡」




　


　
気まずい沈黙が続く



　
　
「ねェ、桜弥ちゃんさ｡」

　
「は、はい！」

　
「そらにぃと付き合ってるでしょ?」

　
「え？」

　
　
　
言ってないのになんで知ってるんだ……？

　
　
　
「ちょっとさ、これ飲んでくれない？」

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