よんじゅうご ページ46
「玲音様。ちょっと休憩せえへん？」
そう言うと、案外あっさり聞いてくれた
「いいよ。休憩してる間は現実がどうなってる か見せるね｡」
突然ついたモニターにはうらさんが映っていた
うらさんが俺の頭を撫でても、話しかけても
センラ達が来ても、俺は反応しない
「ﾊﾊｯ……抜け殻やな……｡」
そんなことを口に出すと玲音様が言う
「まあ、実際抜け殻だよ。体はあっちに有るけ ど精神はここに有るから｡」
モニターをみる
うらさんは変わらず悲しそうな表情
「玲音様。休憩終わりにする。うらさんのとこ ろに戻りたい。俺、うらさんの顔に笑顔を戻 したい｡」
「そっか、じゃあ行くよ？」
「今から僕の言うことを繰り返してね｡」
驚いた。またモニターを見せられると思ってたから
「繰り返すだけでええんよな?」
「うん｡」
玲音様が集中し始める
「僕は坂田｡」
「僕は坂田｡」
「玲音様の弟の執事｡」
「玲音様の弟の執事｡」
「女の人が苦手｡」
「女の人が苦手｡」
心なしか、気持ちか悪くなってきた
「愛郁羅 李或(あいくら りある)」
「……ﾊｧ、愛郁羅、李或ｯ……｡」
「彼女があの女の人｡」
「…ｯｱ,ｯﾊ…彼女が……あの、女の､人……ﾌｩ｡」
「僕は忘れない｡」
「僕はっ…ｯｶﾊｯ…ｹﾞﾎｯ…わす､れ、ない……っ｡」
目の前が回る
気持ち悪さはなくなり、ただ息が苦しい
大分時間がたった頃、玲音様がやって来た
「ちょっとは楽になった?」
「はい……｡」
「お疲れ、第2ラウンドは終わり｡」
「これ、いくつまであるん？」
にこにこしながら玲音様が言う
「第5ラウンドまでだよ!」
俺は今、初めて玲音様を鬼だと思った。
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かな(*´ω｀*)(プロフ) - こんにちはーまあ初めまして(?)になってしまうんですが、お話すっごくおいしi((面白いです! ...青春してますね(遠い目) (2019年2月11日 16時) (
レス) id: 1f5d87dc8b (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱりーぬ - みなさーん！今度こそ続編作ったから移動してくださーい！ (2018年11月17日 6時) (レス) id: f204c278e9 (このIDを非表示/違反報告)
夢月 - 雨兎(あまと)坂田家@らぎたんガチ勢さん» うん！じゃあそうする！！バレンタインは皆受験で忙しいもんね…。 (2018年11月16日 19時) (レス) id: 3341f5a27c (このIDを非表示/違反報告)
雨兎(あまと)坂田家@らぎたんガチ勢 - 夢月さん» 青春だね☆← 卒業式にしたら？ (2018年11月16日 18時) (レス) id: 3570c2b609 (このIDを非表示/違反報告)
夢月 - それでね、すごい格好良くて、その時もうなんか私すごいこの人好きだなって思ったの。すごいひょろひょろなんだよ！？ちょっと意地悪だし…でもね、すごい好き…。離れちゃうけどバレンタインにチョコ渡すか、卒業式で告白したいな…って。どう思う？ (2018年11月16日 18時) (レス) id: 3341f5a27c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無機質なガール | 作成日時：2018年10月14日 9時
