家族の音色**** (ページ39)

今日:16 hit、昨日:14 hit、合計:201,252 hit

× ページ39

樹

「どういうこと！！」

優「今言ったとおり、、大我の体が限界を迎えてきてる……もしかしたら」

北「今年中に、、？」

慎「やだっ！！」

ジ「大我は強い子なんでしょ、」

優「大我は強い、強いよ…けどっ、」

阿「大我は強いですよ。今まで乗り越えてきたんですから。……でも大我の体はそろそろ限界です。移植をしっかりと視野に入れる時だと思います。小さな手術を繰り返しても大我の負担になるだけです。本人と家族の皆さんでしっかり話し合って下さい。僕は全力でサポートします」

心臓移植…

「優吾、心臓移植って厳しいの？」

優「できるならさせてあげたいけど、、体に合わなくて拒否反応起こしたら…そう思ってたし、大我自身もそれを怖がってたから」

北「だから今までやる選択肢がなかったんだ」

優「そう、」

大「んっ…」

優「大我、」

大「ここ、どこっ…」

優「病院、、大我起きてすぐで申し訳ないけど話聞いてくれる？」

大「…んっ」

優「心臓移植受けない？」
　

大我はびっくりした顔してる

優「大我の体がもうしんどいですってなっちゃっててさ、、、心臓移植も視野にいれないとなって」

大「おれっ、しぬの…？」

優「死なせないためにも移植を受けてほしい。今まで俺も大我も怖くて踏み出せなかったけど、今はそんなこと言ってられない。」

大「……ｸﾞｽｯ」

大我の目から涙が溢れてる、、

阿「大我、前にも話したよね？俺は何がなんでも大我を助ける。移植することも後悔させない。信じてほしいって」

大「んっ…ｸﾞｽｯ」

優「大我にはみんながついてるから」

大「…ｸﾞｽｯはぁはぁ…ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ」

ここにきてまた大我が発作を起こした。

ﾋﾟｺﾝｯﾋﾟｺﾝｯﾋﾟｺﾝｯﾋﾟｺﾝｯﾋﾟｺﾝｯ

慎「大にぃ、」

ジ「大我ぁ、」

心電図が異常を知らせてきた
大我の意識はあっという間に飛んでて

すぐ治療室に運ばれてそのままICU

阿「このままでは今年中どころか、今月かもしれません…」

たくさんの機械に囲まれてる大我。

「大我、移植しようよ、、、俺大我に生きてほしいから…」

お願い、