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小｜中｜大｜｢____誰か、誰かどうか助けてくれ｣

ふと声が聞こえた。

｢誰でもいいんだ、悪魔でもいいんだ、誰か…！｣


懇願する声、こんなになるなんて一体何事か。


｢俺一人じゃ守りきれない、大切なものを、明日を守れないｯ…！｣


守る力を求めるのか。君は。


｢だから、だからどうか、誰か…！！！｣


ふむ、こんなにも必死になって頼むのならばその原因を見に行くのもいいかもしれない。


そう考えて静かに目を開き、『彼』は玉座から立ち上がった。
爽やかな若草色の草原を思わせる髪が周囲に溶けて消え、とある世界のとある魔王様は別の世界に旅立つのだ。






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この小説を開いてくださった皆様ありがとうございます。
こちらはオリジナル×FGOの世界観、となっております。概ね原作沿いになるかと…。
今回は初めての小説ということでいろいと拙いところがあると思いますが、よろしければ見てやってください！執筆状態：更新停止中