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妃に限らす多くの女は妻は夫に身をもって尽くすものだと教育される
育ちがいい者ほどそれが顕著だ
里樹妃は幼いながら先帝の妃となり
その後すぐ出家をした特殊な立場だ
たとえそれが政略といえど
周りから見れば亡き夫の息子に嫁ぐなんて不徳も甚だしいことである
玲玲「器の縁にあるあ痕は毒を混ぜた犯人のものでしょう」
玲玲は身振り手振りをしながら高順に伝えた
玲玲「こうやって、縁を押さえて毒を混ぜ入れたのかと」
高順「なるほど」
高貴な方の唇が触れる場所を指で汚してはならない紅娘の教えである
玲玲「あくまで私の見解ですが。その不躾な何者かが里樹様の器に毒を入れ、それを里樹様の侍女が玉葉妃のものと入れ替えた。幸い毒見の際に発見できたので玉葉様には被害がなく里樹様も結果的にいじめられたことで命拾いした。というのがことのあらましかと。ただ、流石に毒を入れ替えた犯人といじめが関係しているのかまではわかりません」
高順「一つ聞いてよいですか」
玲玲「なんでしょう?」
高順「なぜ昨日あの侍女をかばおうとしたのですか?」
玲玲はぴくりと反応すると猫が威嚇するような目で高順を見た
高順「深い理由はありません。興味本位です。」
玲玲「侍女の命など妃に比べたら軽くたやすいものです。ましてや毒見役の命ともなれば…」
高順「フゥ 壬氏様には上手く説明します」
玲玲「ありがとうございます」
玲玲は高順が帰ったあと椅子に座った
玲玲「まぁ、せっかく取り替えてくれたんだからお礼はしないとね」
猫猫「玲玲やっぱり“
玲玲「まぁ、猫猫より耐性がないと言ってもあれは平気だよ」
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cider(プロフ) - ミルクさん» 見落としていました。教えて頂きありがとうございます! (2月1日 10時) (レス) id: 8f0a8c9356 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 確認ミスだと思われるのですがオ.リ.フ.ラが付いてしまっていますよ (2月1日 10時) (レス) id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cider | 作成日時:2024年1月30日 18時