検索窓
今日:7 hit、昨日:45 hit、合計:24,731 hit

ページ10

妃に限らす多くの女は妻は夫に身をもって尽くすものだと教育される

育ちがいい者ほどそれが顕著だ

里樹妃は幼いながら先帝の妃となり

その後すぐ出家をした特殊な立場だ

たとえそれが政略といえど

周りから見れば亡き夫の息子に嫁ぐなんて不徳も甚だしいことである

玲玲「器の縁にあるあ痕は毒を混ぜた犯人のものでしょう」

玲玲は身振り手振りをしながら高順に伝えた

玲玲「こうやって、縁を押さえて毒を混ぜ入れたのかと」

高順「なるほど」

高貴な方の唇が触れる場所を指で汚してはならない紅娘の教えである

玲玲「あくまで私の見解ですが。その不躾な何者かが里樹様の器に毒を入れ、それを里樹様の侍女が玉葉妃のものと入れ替えた。幸い毒見の際に発見できたので玉葉様には被害がなく里樹様も結果的にいじめられたことで命拾いした。というのがことのあらましかと。ただ、流石に毒を入れ替えた犯人といじめが関係しているのかまではわかりません」

高順「一つ聞いてよいですか」

玲玲「なんでしょう?」

高順「なぜ昨日あの侍女をかばおうとしたのですか?」

玲玲はぴくりと反応すると猫が威嚇するような目で高順を見た

高順「深い理由はありません。興味本位です。」

玲玲「侍女の命など妃に比べたら軽くたやすいものです。ましてや毒見役の命ともなれば…」

高順「フゥ 壬氏様には上手く説明します」

玲玲「ありがとうございます」

玲玲は高順が帰ったあと椅子に座った

玲玲「まぁ、せっかく取り替えてくれたんだからお礼はしないとね」

猫猫「玲玲やっぱり“(スープ)飲み込んでおけばよかったって”思ってるでしょ」

玲玲「まぁ、猫猫より耐性がないと言ってもあれは平気だよ」

9.素→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
311人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

cider(プロフ) - ミルクさん» 見落としていました。教えて頂きありがとうございます! (2月1日 10時) (レス) id: 8f0a8c9356 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 確認ミスだと思われるのですがオ.リ.フ.ラが付いてしまっていますよ (2月1日 10時) (レス) id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:cider | 作成日時:2024年1月30日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。