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なんだ?要するに自分に話が来なかったのが、気に食わないのか
不思議なものだ、面倒事には関わらないほうが楽に決まっているのに
暇人だから厄介事にでも構って欲しいのか
しかし、男でなくなった宦官を妓楼に誘うなんて失礼ではないか?
茶飲みや詩歌を吟ずるだけならまだしも、色事にふけることもある場所だ
何より壬氏ほどの美貌の持ち主並の妓女なら惚れ込んでしまうだろう
実際に紹介したら確実に婆さんに折檻される…
玲玲「申し訳ありません。壬氏様にご満足いただける対価など思いつかなかったもので」
壬氏はピクリと反応した
壬氏「対価ってなんだ?お前それを李白って奴に払ったのか?」
玲玲はエッヘンと胸に手を当て答えた
玲玲「ええ、一夜の夢に喜んでおりました(あれじゃあしばらく現に戻れまい)」
壬氏はバンッと立ち上がり震えていた
壬氏「一夜…」
玲玲「大変ご満足いただけたようで、こちらとしても頑張ったかいがありました」
それを聞くと壬氏はかたまり持っていた器を落とした
玲玲「何してるんですか?シミになる前にこれで、失礼します。すぐ洗濯に出した方がいいかと。器もすぐ片付けますから触らないでくださいよ」
玲玲はお辞儀をすると部屋を出た
部屋を出るとそこには
笑っている玉葉妃
呆れた顔をした紅娘
ため息をついている高順
がいた
玲玲は訳が分からず首を傾げていると
紅娘に頭を叩かれた
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cider(プロフ) - ミルクさん» 見落としていました。教えて頂きありがとうございます! (2月1日 10時) (レス) id: 8f0a8c9356 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 確認ミスだと思われるのですがオ.リ.フ.ラが付いてしまっていますよ (2月1日 10時) (レス) id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cider | 作成日時:2024年1月30日 18時