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倒れていたのは妓女とその客
毒を飲んでからあまり時間は経過していない
酒瓶が二つ
割れた硝子の器
煙管とこれは藁か？
あとはこの散らかった煙草の葉
玲玲(面倒くさいことをやらかすものね)
禿「あのこれ。木簡と書くもの」
玲玲「ああ。南の外壁の畑にいるお父さんを呼んできて欲しい。これを渡せば事情は伝わる。応急処置は済んでるけどなるべく急いで」
禿「わかった」
禿が出ていく時玲玲のことを見ていたのは本人も気づいていない
玲玲「！遅かったねお父さん」
羅門「それは…この子が足を気遣ってくれたんだ」
玲玲「炭は潰しておいた」
羅門「ああ。すぐに薬草に混ぜて飲ませよう」
お父さんは薬を調薬し男と女に飲ませた
羅門「処置の仕方はまあまあまかな」
玲玲「まあまあか…」
お父さんはすごい人だ
一の情報から二も三も知ることができる人間だ
羅門「玲玲、これはなんの毒だと思った？」
お父さんはたまにこうやって私と猫猫に問いかけて勉強させていた
玲玲「煙草の毒は手に入りやすくて食べればすぐに噎せるほどの即効性がある心中で使うならこれだ」
羅門「水は飲ませなかったようだね」
玲玲「飲んだら逆効果でしょ？」
羅門「そうだね、胃液が毒の吸収を抑えることもあるから、その場合水を飲ませたら逆効果だろう。でも、もしこれが最初から水に溶かしたものであったなら薄めた方がいいのかもしれない」
玲玲「！禿確かに。吐瀉物に煙草の葉が混じっていない。気付けないことでもないのに見逃した…まだ頭が寝ぼけてんのかな。水に溶かしたものであれば薄めた方がいい場合もある…。よし覚えた」
禿「あの…お茶の準備ができたのでこちらに」
玲玲「今行く(不機嫌ね)」
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cider(プロフ) - ミルクさん» 見落としていました。教えて頂きありがとうございます！ (2月1日 10時) (
レス) id: 8f0a8c9356 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 確認ミスだと思われるのですがオ.リ.フ.ラが付いてしまっていますよ (2月1日 10時) (レス) id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cider | 作成日時：2024年1月30日 18時
